IME-2022S
table:basic information
Title (en) Infrastructure Maintenance Engineering30
Schedule 2022年度後期 水曜3限
Course credits 2
Course code 9976601
Syllabus
Descriptions
インフラの維持管理を理解するために、インフラの現状、マネジメント概要、劣化機構、点検・診断、計測、対策技術について、講義形式で授業を行う。到達目標の達成度の確認のために、小テスト、レポート等を実施する。
Objectives
高度経済成長期を契機として整備が進められたインフラは、当初の設計耐用期間である50年を迎えつつある。2012年に発生した笹子トンネル天井板落下事故を契機として、国土交通省が2013年を「メンテナンス元年」としたことから、産官学でインフラの維持管理に関する各種検討が進んでいる。今後の土木技術者には、インフラを整備することから、うまく活用することが求められるようになり、インフラの維持管理に必要な知識を習得する必要がある。本講義の目的は、インフラの維持管理の導入として、インフラストックの現状、マネジメント概要、具体的な維持管理の方法を理解することにある。
なお、本講義は土木工学科における学習・教育目標のうち、評価の対象とする目標として、「目標(C)土木工学の実務的な課題を理解し、それを解決するのに必要な知識を獲得できるようになる。」に関連する。
Outcomes
1. インフラの現状を説明できる
2. インフラストックのマネジメントについて説明できる
3. 維持管理の流れ、点検・診断・対策等の各要素の役割について説明できる
4. 各種計測技術の計測原理について説明できる
5. 土木施設の補修・改良について説明できる
上記1~5の内容に関する小テスト、レポート、テストで、教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって、到達目標の達成と判断する。
※土木工学科が定める学習・教育目標との関連
上記[到達目標] は、下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている。
主として関連する学習・教育目標:
(C) 土木工学の実務的な課題を理解し、それを解決するのに必要な知識を獲得できるようになる。
Course notes prerequisites
2年前期までに土木工学科が提供する専門科目(必修)を履修しておくこと。
LETUSの情報を確認すること。
11回~15回の講義の中で、一部土質力学Ⅱの知識を必要とするところがある。
Preparation and review
準備学習:各回の授業計画を参照し、その記述からインターネットなどを活用して自ら調べておくこと。
復習:前回の授業の内容を復習し、各回授業の開始時の前回授業のポイントに関する質問に応えられるようにする。実務経験者による話題提供についてはレポートを作成する。
Evaluation
1回~10回までの授業に関する内容で65%(小テスト)、11回~15回までの授業に関する内容で35%(レポート)とする。
1回~10回:
授業に関連する小テストを実施する。
フィードバックの方法:必要に応じて小テスト実施の後に模範解答を示す。
11回~15回
各回の授業の際にレポート課題を課す。
フィードバックの方法:レポートの不十分なところがあった場合には個別に指摘する。必要に応じて模範解答を示す。
Materials
講義に必要な資料は理大のe-learningシステム(LETUS)を通じて提供する。
Plan
なお、外部講師の日程は1回目の授業で情報提供する。