HM-2023S
table:basic information
Title 水文気象学
Title (en) Hydro-meteorology
Instructor 仲吉信人
Schedule 2023年度後期 火曜2限
Course credits 2
Course code 9976513
LETUS
Syllabus
K302
Descriptions
[概要]水文気象学は、地球上のさまざまなスケールの水や熱の循環と収支を扱う学問である。
土木技術者は、この知見にもとづいて、治水・利水、水資源あるいは都市熱環境の問題に取り組んでいる。
本講義では、水循環や地表面熱収支、および降雨と流出に関連した内容について講義形式で授業を行う。
2回の授業で到達目標達成度の確認を実施する。
Objectives
基礎知識の習得
水循環と熱収支、降雨と流出 etc.
↓について正しい判断ができる能力の涵養
近年の地球環境問題、都市温暖化について
Outcomes
1. 水や熱の循環に関わる専門用語(短波放射 長波放射、顕熱フラックス 潜熱フラックス、ハイドロ・ハイエトグラフ、収支則など)を説明できる。
2. 流出モデルを説明できる。
3. 地上天気図から大気の流れを予測できる。
Course notes prerequisites
本講義は、物理学(熱力学)、応用数学1、水理学1、水理学2と関連するものである。
これらが履修済みであることが望ましい。
本授業で入手した全ての資料 テキストを、教員の許可なくインターネットで公開する行為はいかなる理由があろうと禁止する。
発覚した場合は、著作権侵害等の違法行為となり、厳格に処分されるので十分に留意すること。
Preparation and review
準備学習:LETUSにあげられている資料、および講義動画を視聴し事前学習しておく。
復習:講義内容に関する演習問題を解き、関連する内容を調べる。
Evaluation
到達度確認テスト90点(中間30点、期末60点)、課題10点。
【フィードバックの方法】 到達度試験は翌週の講義において、採点基準、模範解答を示す。
復習スライドは各回の講義時に、各グループの得点、内容について総評する。
熱収支および水文統計量について
『例題で学ぶ水文学 POD版』
大気の力学および降雨のメカニズムについて
『一般気象学 第2版補訂版』
『図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図 (ブルーバックス)』
Plan
1. 総論
講義の全容 土木と水文気象学の関わりを理解できる。
地球上の水の分布を説明できる。
水文気象学的にみた水の性質について説明できる。
.@2023-09-26T10:40D90 HM-2023S-1
2. 3. 大気の力学
.@2023-10-03T10:40D90 HM-2023S-2
地上天気図を読むことができる。
地衡風、Coriolis力について説明できる。
.@2023-10-10T10:40D90 HM-2023S-3
水蒸気量や空気の温度の表し方について説明できる。
4. 5. 地表面の熱収支
.@2023-10-17T10:40D90 HM-2023S-4
熱の輸送形態(移流、拡散、放射)を説明できる。
大気の加熱プロセスを説明できる。
地表面の熱収支の概念を説明できる。
地表面熱収支を導出できる
.@2023-10-24T10:40D90 HM-2023S-5
地表面形態とそれぞれの熱収支の関係を説明できる。
地表面と大気の熱・水蒸気交換過程を説明できる。
6.  生気象学〜人体熱収支〜
熱中症のメカニズムについて人体熱収支の観点から説明できる。
人体の熱収支と地表面熱収支の違いを説明できる。
.@2023-10-31T10:40D90 HM-2023S-6
7. 理解度の確認、および解説
これまでに学習した内容に関する問題を解くことができる。
.@2023-11-07T10:40D90 HM-2023S-mid-exam
8. 学習・教育到達目標の達成度の確認、および降雨のメカニズム
到達目標の達成度を確認し、自身の現状を把握する。
大気安定度の概念について説明できる。
降雨の測定方法を説明できる。
豪雨のメカニズムについて説明できる。
.@2023-11-14T10:40D90 HM-2023S-8
9. 台風、スーパーセルと竜巻
台風、スーパーセル、竜巻のメカニズムと気象現象を説明できる。
.@2023-11-21T10:40D90 HM-2023S-9
10. 11. 気象シミュレーション
気象モデルの概要を説明できる。
気象シミュレーションを用いた演習により、これまで学んだ内容の理解を深める。
.@2023-11-28T10:40D90 HM-2023S-10
.@2023-12-05T10:40D90 HM-2023S-11
12  流出モデル
種々の流出モデルについて説明できる。
.@2023-12-12T10:40D90 HM-2023S-12
13   水文統計量の取り扱い
水文統計量の計算に必要な確率 統計を説明できる。
超過確率・非超過確率、再現期間を計算できる。
.@2023-12-19T10:40D90 HM-2023S-13
14  理解度の確認(期末)、および解説
これまで学んだ内容に関する問題を解くことができる。
HM-2023S-groupwork発表.@2024-01-11T10:40D90
15. 学習・教育到達目標の達成度の確認
到達目標の達成度を確認し、自身の現状を把握する。
#2023-09-12 17:20:22
#2023-08-30 12:41:49