EGE-2023S
table:basic information
Title 土質工学実験 (2組)
Title (en) Experiments on Geotechnical Engineering60 (2組)
Schedule 2023年度後期 火曜4限、火曜5限
Course credits 1
Course code 9976222
LETUS
K505
Descriptions
本授業では、班で協力しながら、土質力学で習得した基礎知識をもとに、主要な土質工学実験を実習することにより、試験方法とデータ整理方法を身につけ、正しい試験結果の解釈方法を身につける。
データ整理とそれに関連する課題についてレポートに分かりやすく記述しまとめるとともに、相手に分かりやすく発表し、建設的な議論をする能力を身につける。
また、得られる土質定数をもとに、地盤工学の課題を解決するデザイン能力を身につける。
Objectives
土質力学の基礎知識を地盤工学の諸問題に適用する際、さまざまな土質定数を求めるのに必要な土質工学実験の方法と試験結果の正しい解釈方法を身につける必要がある。
そこで、主要な土質工学実験を実習することにより、試験方法とデータ整理方法を身につけ、正しい試験結果の解釈に必要な課題についてレポートに分かりやすく記述しまとめるとともに、相手に分かりやすく発表し、建設的な議論をする能力を身につける。
また、得られる土質定数をもとに、地盤工学の課題を解決するデザイン能力を身につけることを目的とする。
上記の過程を経るにあたって、技術者としての倫理観も重要となることから、技術者倫理についても考える。
Outcomes
1. 土質工学実験を実行し、データ整理を行ない、試験結果の解釈を正しく行なうことができる。
2. チームで協力して実験を実行することができる。
3. 試験結果を分かりやすく図に表現し、正しい試験結果の解釈方法に関わる課題に解答しわかりやすく記述することができる。
4. 上記の試験結果と課題の解答をわかりやすく発表し、建設的な質疑応答ができる。
Course notes prerequisites
特に制約はないが、「土質力学」の知識を前提として行なわれる。
Preparation and review
準備学習:
実験の回には、各回の実験方法とデータ整理方法について十分理解しておく。
発表の回には、発表資料(PPT)を作成し、質疑応答に備える。
復習:
実験の回には、レポートの作成を行う。
発表の回には、質疑応答において指摘を受けた点について理解を深めておく。
Evaluation
正当な理由なく欠席した場合、単位取得を認めない。
レポートの未提出(提出期限後1週間を越えた場合を含む)と口頭発表 質疑応答を未履行の場合、単位取得を認めない。
提出レポート 口頭発表と質疑応答により評価する。
【フィードバックの方法】提出レポートは、添削 採点後速やかに返却する。
口頭発表 質疑応答後に、講評を行う。
TextBooks
Plan
1. 実験ガイダンス
実験の概要を理解し、実験における諸注意を受ける.
粘性土の液性限界試験 塑性限界試験の実験を実習しデータ整理を行ない、正しい試験結果の解釈ができるようになる。
圧密試験のデータ整理と正しい試験結果の解釈ができるようになる。
4. 土の基本的性質
土の基本的性質に関わる実験のデータ整理と正しい試験結果の解釈ができるようになる。
一軸圧縮試験の実験を実習しデータ整理を行ない、正しい試験結果の解釈ができるようになる。
一面せん断試験の実験を実習しデータ整理を行ない、正しい試験結果の解釈ができるようになる。
砂のせん断特性に及ぼす諸因子を理解し、それらの影響を調べることを目的に、三軸圧縮試験の実験内容を計画 立案する。
8. 三軸圧縮試験
三軸圧縮試験の実験を実習しデータ整理を行ない、正しい試験結果の解釈ができるようになる。
9. 発表課題の提示と発表準備
チームで協力しながら発表課題に関する発表の準備をする。
土の土質定数を利用して、原位置地盤の安定性を推定をするデザイン能力を身につける。
粘性土の液性限界試験 塑性限界試験 一軸圧縮試験にの試験結果と課題の解答を、わかりやすく発表する。
一面せん断試験 三軸圧縮試験の試験結果と課題の解答を、わかりやすく発表する。
室内試験法 地盤調査法の概要を説明できるようになり、技術者倫理について考える。
14. 原位置地盤データの解釈法の講評
地盤データの解釈法の講評を受け、試験結果の正しい解釈方法に関する理解を深める。
15. レポートの講評
レポートの講評を受け、試験結果の正しい解釈方法に関する理解を深める。
Experience
菊池:国内研究機関の研究員(地盤工学系)の勤務実績を活かし土質工学実験について講義する。