DCS-2023F
table:basic information
Title コンクリート構造物の設計
Title (en) Design of Concrete Structures
Instructor 加藤佳孝, 東平光生, 髙橋駿人
Schedule 2023年度前期 木曜4限、木曜5限
Course credits 1
Course code 9976215
LETUS
Syllabus
K101
Descriptions
本授業では、与えられた条件の下で自ら設計することでデザイン能力を身につける。
Objectives
持続可能な社会資本整備には、適切な鉄筋コンクリート構造物の設計は必要不可欠であり、そのためには、土木学会コンクリート標準示方書に基づく構造設計および耐久設計に関する知識が必要である。
ここでは、演習を主体として、設計に関する基礎力を身につけることを目的とする。
また、設計においては倫理観も重要であることから、これに関する技術者倫理についても考える。
Outcomes
1. 例示設計資料を基に、設計を行えるようになる。
2. 単純なRC部材を対象として、耐久性、曲げ、軸圧縮力、せん断力に対する設計照査を実施することができる。
Course notes prerequisites
コンクリート工学、コンクリート構造工学を履修しておくことが望ましい。
LETUSにアップされたテキストは事前に確認し、各自印刷して授業に持参すること。
LETUSの情報を確認すること。
/takker-memex/DCS-2023F-授業の進め方
Preparation and review
準備学習:テキストの当該部分を事前に学習しておくこと。
テキスト内にある練習問題、演習問題を活用して学習しておくこと。
復習:授業内容の復習とテキストの練習問題の実施。
後半の設計実習ではLETUS添付の設計計算書を理解すること
Evaluation
1回~5回までに実施する演習30%、6回~13回までに実施する設計課題の個人40%、グループ20%、14回に実施する講演を踏まえたレポート課題10%により評価する。
欠席回数に基づく評価(従来の4回以上の欠席は認めない等)は実施しないが、出席を確認する場合がある。
レポートの提出時期は、授業の1回目にアナウンスする。
フィードバック方法:演習については授業内に模範解答を解説する。
Plan
1. ガイダンスと耐久性
この授業で対象とする内容を理解する。
技術者倫理について理解する。
鉄筋コンクリートの耐久性設計について理解する。
2. - 5. 加藤
単純なRC部材を対象として,耐久性,曲げ,軸圧縮力,せん断力に対する設計照査を実施することができる
2. 耐久性照査と曲げ耐力と相互作用図
耐久性に関する課題の口頭試問に答えられるようにする。
単純なRC梁の曲げ耐力および相互作用図を計算できるようになる。
3. 相互作用図の作成とせん断耐力
単純なRCはりの相互作用図に関する課題の口頭試問に答えられるようにする。
単純なRCはりのせん断耐力を計算できるようになる。
4. せん断耐力の算定
単純なRCはりの剪断耐力の算定に関する課題の口頭試問に答えられるようにする。
5. 演習課題
単純なRCはりを対象に、耐久性設計、相互作用図、せん断耐力が計算できる。
6. - 13. 東平
例示設計資料を基に,設計を行えるようになる
6. 擁壁設計モデルの概要
設計演習の意義概要を理解する。
鉛直壁に作用する。
M図、Q図を作成する。
7. 定着とかぶりの意義
擁壁の設計では鉛直壁に引っ張り側での定着を行うことを理解する。
検討断面を理解する。
8.  検討断面での曲げ耐力とせん断耐力
例示設計で曲げとせん断耐力をどのように検討しているかを理解する。
9. ひび割れ幅ひび割れの算定式を理解する。
設計課題についてひび割れの検討を行う。
ここまでで、例示設計での鉛直壁の設計法を理解する。
10. 設計条件を変えた検討
例示設計の理解に基づき、各個人で設計条件を変更した場合の配筋の変化などを検討する。
11. グループワーク
グループ間で情報交換し、グループ内でbestな設計を選び、プレゼン資料を作成する。
12. グループワーク報告
グループワークのプレゼンテーションを行う。
もっとも良い設計について理解する。
13. 理解度の確認
個人の設計課題の理解度を確認する。
14. 実務における設計の位置づけ(1)
外部講師による設計に関する講義から、実務における設計の位置づけを理解する。
15. 実務における設計の位置づけ(2)
外部講師による講義に基づき、自らの意見を説明できるようになる。
なぜレポート作成にだけ2コマもとっているんだ?
❌@2023-04-13T14:40D190 DCS-2023F-1
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✅@2023-04-27T14:40D190 DCS-2023F-3
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✅@2023-06-01T14:40D190 DCS-2023F-7
✅@2023-06-08T14:40D190 DCS-2023F-8
✅@2023-06-15T14:40D190 DCS-2023F-9
✅@2023-06-22T14:40D190 DCS-2023F-10
✅@2023-06-29T14:40D190 DCS-2023F-groupwork
✅@2023-07-06T14:40D190 DCS-2023F-presentation
✅@2023-07-13T14:40D190 DCS-2023F-final-exam
✅@2023-07-20T14:40D190 DCS-2023F-14
⬜@2023-07-27T14:40D190 DCS-2023F-15
Experience
加藤:国内研究機関の研究員(建設マネジメント系)の勤務実績を活かし、建設プロジェクトにおける設計の位置づけについて講義する。
東平: 民間建設会社における原子力発電所土木関連施設の耐震設計の実務経験(1983-1990)を活かし、講義を行う。
/takker-memex/DCS-2023F-授業の進め方
#2023-04-07 10:19:31