十進分類表にぶっこんで知らないことを調べ
何か―――例えば「自転車」について調べるとしよう。わたしなら、辞書から意味を汲み、イメージされる分野を調べ始める。たとえば、「自転車の仕組み」や「自転車の歴史」といったテーマから始める。だが、読書猿さんは違う。調べたい「何か」について、図書館の十進分類表に放り込み、そこから照射しはじめるのだ。つまりこうだ。
自転車の総記(00)
自転車の哲学(10)
自転車の歴史(20)
自転車の社会科学(30)
自転車の自然科学(40)
自転車の技術・工学(50)
自転車の産業(60)
自転車の芸術・美術(70)
自転車の言語(80)
自転車の文学(90)
十進分類表は、いわば、知りたいことへの「知り方」を分類したものだ。言い換えるなら、人類の知を分類したものだから、そこには必ず自転車について知りたいことへの道筋が存在する。読書猿さんの頭の中に、この十進分類表が入っており、そこから抽象度を徐々に下げてゆく。
この方法面白いなtakker.icon
ぜひ使いたい
数学だと、何らかの問題を証明するために、論理式をどんどん組み合わせて解を見つけていく
その後、でてきた数式にいろんな値を入れて文字定数の具体化をすると、今まで知り得なかった関係性を知ることができる 数式に0を入れたり、とりあえず微分してみたりするだけでも色々わかる
ルールに沿って式を展開すると、気づかなかった情報を得られる
記号を書き換えるだけでも別の構造が見えたりする
なんか説明が言葉足らずだな……