牧師が保険の制度を作ろうとして考えていったことが後に人口統計学になる
ヨハン・ペーター・ジュースミルヒは『神の秩序』という人口統計学の先駆けとなる本を書いた。
本人は牧師で、自分たちが死んだ後に家族が生活できるように保険とか年金的な制度を作ろうとして、その時に毎年の生まれる人と死ぬ人を概算して毎年いくらお金を払ってもらって、そしてその人の死後いくら返していけばいいか計算するにはどうすればいいかという中でやったことが後に人口統計学になっていく、
という話をなんかの本で見たが忘れた。
多分『経済の流れと仕組みで分かる人類1万年史』か『サピエンス全史』
なぜこれが印象的だったのかというと、実用的な、現実的な問題や必要性のために考えられたことが一つの学問体系になっていく、この立ち上がりの部分がおもしろいから。
個人的な欲望や動機から始まったものに周りが追従していき一つの塊になっていく感。