海辺での生活について書かれた本
ヘンリーソローの『森の生活』とレイチェルカーソンの『センスオブワンダー』は有名だが、海とか水辺での暮らしについての本はあまり知らないと思って、GPTに探してもらった。
ヘンリー・ベストン『The Outermost House: A Year of Life on the Great Beach of Cape Cod(邦題:〈ケープ・コッド〉の小屋)』
ケープコッドの砂丘に建てた小屋「Fo’castle」にて1年間を過ごした経験を綴った自然随筆。海を目前に、波や風、季節の移ろいとともに暮らす静謐で深い自然との共生が描かれます。ソローを海辺に置き換えたような作品といえるでしょう。
アメリカ自然文学の古典として長く称えられてきたヘンリー・ベストンの名作『The Outermost House』は、北大西洋と砂丘を見下ろす小さな部屋の台所のテーブルで、ペン書きで綴られた、ケープ・コッドの浜辺での孤独な一年の記録である。
1926年、ベストンは平穏と孤独を求めてイースタムの外浜へと身を退いた。二週間の滞在のつもりが延びに延び、やがて四季のリズムと「大浜」での生命を鋭く観察しながら過ごす一年となったのである。
『The Outermost House』はケープ・コッド国立海浜公園の設立に寄与し、レイチェル・カーソン、ジョセフ・ウッド・クラッチ、アニー・ディラード、バリー・ロペスをはじめ、その後の自然作家たちに深い影響を与えてきた。
このワーブラー・クラシックス版には、アラン・バーンズによる「『The Outermost House』の芸術性と遺産」に関するエッセイと、詳細な伝記的年表が収録されている。
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アダム・ニコルソン『Sea Room(邦訳未刊)』
スコットランド沖の無人島を借り受け、海辺と島での生活・自然観察を綴ったエッセイ。島暮らし=海辺の生活を通して、人間と自然の関係を深く掘り下げています。
アダム・ニコルソンの父は1930年代、新聞広告に応えてこう記されたものを見つけた。「無人島売ります。アウター・ヘブリディーズ。600エーカー。500フィートの玄武岩の断崖。パフィンとアザラシ。小屋あり。応募先:ケネス・マクドナルド大佐、スカイ島ポートリー」。
それがシャイアンツ諸島であり、イギリス諸島の中でも最も孤絶した三つの島だった。荒れ狂う海に囲まれ、宿泊施設といえば石造りでネズミに荒らされたボシー(簡素な小屋)がひとつあるだけ。ルイス島の沖合およそ5マイルに位置していた。購入価格は1400ポンド。その見返りに、彼は地球上で最も美しい場所のひとつを手に入れたのである。
アダム・ニコルソンは21歳のときにこの島々を相続した──驚くべき贈り物だった──そしてそれは彼の人生の核となっていった。本書で彼は、そこにおける自身の体験を余すところなく語る。目も眩むほどの鳥たちの集中、ミツユビカモメやウミガラス、オオトウゾクカモメの群れ、そして毎春北大西洋から繁殖に訪れる24万羽ものパフィン。周囲の海の激しさと危険、島々にまつわる歌や詩、殺人未遂や魔術、災厄の物語、いまなおヘブリディーズの人々の心に刻まれる大切な場所としての記憶。
『Sea Room』はシャイアンツを豊穣の縮図として描く。その長く、ときに痛ましい歴史が、最も力強い自然世界と結び合わされているのだ。青銅器時代の金や海ワシの記憶、8世紀の隠者と彫られた枕石、18世紀の記憶が大地に染み込み、世代を超えて受け継がれる物語──。これは無人の岩に取り残された漂流者の記録ではなく、その正反対である。特異な島が内に秘める「生」を称える物語なのだ。
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