同次式の呪縛
古代ギリシャ人が、代数方程式と図形のイメージを対応させて考えていたために、次数の異なる項が同時に含まれた方程式をよく分からないものと捉えてしまいその先に進めなかったこと。
古代ギリシャや古代バビロニアでは簡単な図形にとどまっていたが、フェルマーが曲線や軌跡にまで拡張した。
が、それまでと同様にこの呪縛に囚われそれ以上はいかなかった。
デカルトによって乗り越えられた。
異なる次数の項やルートはそれまでは幾何学的に意味を持たないことになっていたが、幾何学的にもちゃんと意味のある形で、上手いこと絵を描いた。
『幾何学』