ホームディレクトリ
まず、ウインドウズ系のOSにおけるフォルダはUNIX系OSではディレクトリと呼ばれている。コマンド名にその名残を伺うことができる。
cd ... Chande Directory
mkdir ... Make Directory
など。
ホームディレクトリとは、広い意味ではコンピュータに登録されたユーザのために割り当てられた領域のことを指す。
狭い意味では、そのディレクトリ構造のうちで最上位に位置するディレクトリを指しており、そのユーザに関する設定ファイル(ドットファイルなど)などが置かれる重要な場所である。一般的な構成では、絶対パスで表わすと
/home/【USER名】
のように /home 以下にユーザー名を用いて作られている。
passwdファイルで確認すると、
$ less /etc/passwd
には、各行に利用者ごとにユーザ名、ユーザID、グループIDなどが登録されているが、この中にホームディレクトリが示されている。次のようにすると環境変数からも確認できる。
$ env | grep HOME
任意のディレクトリからホームディレクトリに置かれている設定ファイルを確認するには、例えば
$ less /home/【USER名】/.bashrc
などとすればよい。
ホームディレクトリは特殊文字「~」を用いて指定することができる。
$ less ~/.bashrc
cdコマンドに引数を与えず実行した場合、ホームディレクトリに直接移動する。
$ cd