配列の論理演算
配列に対して関係演算子を用いると、要素ごとに評価を行った結果を格納した「bool型の配列」が得られる。
配列$ x = \left[ 1, 2, 3, 2, 1 \right] のうちで、$ x \leq 2を満足する要素を調べる。
code:bool_array11.py
import numpy as np
x = np.array(1, 2, 3, 2, 1)
print(x, '元の配列')
print(x <= 2) # とりあえず画面に表示して確認
y = x <= 2 # 得られた配列を変数に代入
print(y)
上の例で、配列の論理演算を行っている箇所は、
code:(一部).py
x <= 2
のように、次元の異なるオブジェクト間で演算を行っている(0次元と1次元)。この場合、スカラの2 はブロードキャストされ、左辺値のxと同じサイズの配列となり、対応する要素毎に比較が行われる、
code:(一部).py
x <= 2
--> 1, 2, 3, 2, 1 <= 2
--> 1, 2, 3, 2, 1 <= 2, 2, 2, 2, 2
--> 1 <= 2, 2 <= 2, 3 <= 2, 2 <= 2, 1 <= 2
--> True, True, False, True, True, True
となる。
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