対話モードの電卓として利用
スカラ型同士の演算
スカラ型の値同士で利用できる演算子の例を示す。
table:スカラー値同士の演算子
演算子 意味
+ - * / 四則演算
a ** b aのb乗
a // b 商の整数部
a % b 剰余
計算結果のデータ型には必要に応じて適切なものが選ばれることを確認しよう。
>>> 1/2
C言語の場合、同じ型の値同士で演算を行うと結果の値も同じ型となる。これに対してPythonでは計算結果を扱うのに十分なデータ長の型が自動的に選択される。
文字列同士の演算
文字列(str型)同士の演算には、次の演算子が定義されている。
table:文字列同士の演算
演算子 意味
+ 文字列の連結
例その1
>>> x = 'moji' + 'retsu'
例その2
>>> x = 'moji'
>>> y = 'reysu'
>>> z = x + y
2つの文字列を連結し、新たな文字列を作っている。
文字列と整数の演算
文字列と整数値の間には、次の演算子が定義されている。
table:整数値と文字列の演算
演算子 意味
* 文字列を整数回反復した文字列
実行例
>>> x = 10 * 'moji'
以上のように、オペランド(演算対象)の種類ごとに演算子の働きが定められていることがわかる。
同じ演算子であっても、オペランドの種類によって異なる処理が実行されることに注意しよう。
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