クラスの階層構造
クラスはプログラムを構成する部品である。あるクラスを設計するとき、全ての要素(変数やメソッド)を1つのクラス内で実装することを考える。
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犬クラス
この場合、犬クラスをもとに類似する動物クラスを作るのは手間のかかる作業である。
クラスの部品としての再利用性に着目し、次のような階層構造を考える。共通する要素を上層のクラスがもち、それを下層のクラスに渡すようにすれば、猫クラスや豚クラスをイチから作らなくてもよいことになる。
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生物クラス
├─ 植物クラス
│ ├─ 木クラス
│ └─ 草クラス
└─ 動物クラス
├─ 犬クラス
├─ 猫クラス
└─ 豚クラス
このように、対象となる問題の階層構造を意識することにより、設計・開発作業の効率を向上させることができる。