音楽の三つの異なる記憶
#2025年を探さないで
ただ好きな音楽を聴いているだけで、その音楽に「思い出が記録」されていくということ、これは音楽の持つすばらしい特性だと思う。 https://mojix.org/2008/06/27/soundtrack_of_life
ヒトはなぜ音楽を愛するのか | 知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!? | NHK
脳神経科学者の本田学によると、音楽は三つの異なる記憶、異なる階層によって構成されるそうだ。
1. 「種の記憶」
まず第一層は「拍子、拍、リズム、ビート」。
この層は人類という種にとって共通の記憶。
この層は基底部分を成す。脳は予測ベースのシステムだ。脳は次に来る一拍を予測する。予想を超える一拍に、ある特定の領域(報酬系)のシナプスが発火する。そして僕らは興奮し熱狂する。この仕組みは先験的に(アプリオリに)遍く僕らに組み込まれている。
自然淘汰、進化、遺伝、生物としての種のレイヤー
2. 「集団の記憶」
つづく第二層は「メロディ、調べ、奏で」。
この層は集団によって異なる記憶。民族、地域、つまりそれぞれの文化からなる層だ。
僕らのまわりには音楽が流れている。それは大地の記憶でもある。音楽は西洋だけのものではない。それぞれの大陸、半島、列島、島々に、それぞれの音楽がある。
文化、社会、思想、信仰、宗教のレイヤー
3. 「私の記憶」
最後の第三層は「音楽そのもの」。
この層は私の記憶。君や彼らの記憶でもある。個々人の記憶としての層を成す。
脳機能の発達は思春期にピークを迎える。そしてこのときに耳にしていた音楽が僕らを形作るのだ。
個人、私、生活、人生のレイヤー
1. ヒトという「種」に共通の記憶:リズム
https://gyazo.com/2eaf7787ba0c578a402394e566d4a345
2. 「集団」によって異なる記憶:メロディー
https://gyazo.com/49a7faeb7778bf30798256f353b4932a
3. 「個人」によって異なる記憶:メロディー
https://gyazo.com/032e4f177b44316d906ca408835d8085
知識、知恵というものも同じ構造を持つと考えられる