長期的に見ればみな死んでいるが短期的に見ればまだ生きている
from 2020/08
長期的に見ればみな死んでいるが短期的に見ればまだ生きている
長谷部恭男
ジョン・メイナード・ケインズ
憲法学の散歩道/第10回 若きジョン・メイナード・ケインズの闘争 - けいそうビブリオフィル
確率を割り当てることが意味をなさないほど、将来の多くは不確実である*20。
ケインズが貨幣数量説に関連して述べたように*21、「長期的に見ればわれわれはみな死んでいるIn the long run we are all dead」ことは確実であるが。
長期的に見ればわれわれはみな死んでいる
In the long run we are all dead
それでも、「短期的に見ればわれわれはまだ生きているin the short run we are still alive」*22。
短期的に見ればわれわれはまだ生きている
in the short run we are still alive
生きているうち、人は経験則や慣行、そして思想にすがって予測不能なこの世界をもがきながら進む。過去の思想を学ぶことは、自分が頼っているものの正体を知ることでもある。
憲法学の散歩道