運転の話、もしくはフローの話
チクセントミハイの「フロー体験入門」で、日常は次の3つの活動に分けられるそうだ。1) 仕事、2) 生活を維持する活動、3) レジャー。人が最も「喜び」を感じる活動は"食事"で、だけど、人はその"食事"で「フロー」を体験することはまず無い。そして最も「モチベーション」が低いのは"仕事"なんだけど、でも、人はその仕事の中で「フロー」を体験することがある。でいくつかピックアップされていた活動の中でちょっと異質なのが"運転(自動車)"で、実はこの"運転"で人は「フロー」を体験することがある。
フローというのは「チャレンジ」と「スキル」のバランスの中で発現する。
クルマの運転には「チャレンジ」と「スキル」を発揮する場面がある。おそらくこれはクルマだけではなくてモーターサイクルにも自転車にもある。おそらくロードバイクでなくてママチャリでさえもそれがある。そして残念ながらランニングにはない。歩くことにもない。
バットを振ることにもゴルフの打ちっぱなしにもそれはあって、自分の身体ではないもの、なにか異質なもの、物理的なものを振り回す喜びにはそういったものがあると思う。