身体所有感や身体主体感の拡張
身体所有感や身体主体感の拡張
人間には身体以外で器具を使用したときの“身体所有感”や“身体主体感”の拡張があります。自分の手で何か物を持ったとき、例えば包丁を使い慣れてくると、職人さんは包丁を自分の手のように感じてくるそうです
自分の手のように包丁を感じることを“身体所有感”と言い、その包丁を主体的に動かしているように感じることを、“身体主体感”と呼びます。
その身体主体感と身体所有感が、果たして他のロボットを操作しているときに発生するのか。
遠隔地にいる他の人の身体を操作しているときに、身体主体感と身体所有感は、いつ発生するのかとか。
逆に自分の身体主体感や身体所有感が失われるのはいつなのか、
伸長化能力について
伸長化能力 = 徒手伸長化/付帯伸長化
試合を観戦していると試合ごとにグラウンドの広さが変わって見えるのだ。カテゴリーが上になればなるほどグラウンドが狭く見える。高校生同士の試合も、オールブラックス(ニュージーランド代表チームの愛称)をはじめとする強豪国同士の試合でも、グラウンドの面積は同じであるはずなのに、主観的にはそれが伸び縮みする。
おそらくこれは、選手一人一人の徒手伸長化能力が広範囲に渡っているからだろう。どこにボールを運ばれてもそれをすぐさま察知できるという一人一人の身構えで、グラウンドに点在しているはずのスペースが塗りつぶされている。ディフェンスラインの背後には面積的に大きく広がるスペースがあるのだが、たとえそこにキックを蹴られてもすぐさま対応できるだろうという予測が、観る者に立つ。だから俯瞰的に見下ろす観客の目にはスペース(隙間、スキ)がないように映る。