証言・現代音楽の歩み
証言・現代音楽の歩み
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中島健蔵
中島 健蔵(なかじま けんぞう、1903年(明治36年)2月21日 - 1979年(昭和54年)6月11日)は、フランス文学者、文芸評論家。ヴァレリーやボードレールなどを翻訳紹介する一方、当時まだ無名だった宮澤賢治の作品に光を当て、戦後はいわゆる進歩的知識人の一人として反戦平和運動に貢献すると共に、日本文芸家協会の再建や著作権保護、日中の文化交流に尽力した。中国切手の世界的なコレクターとしても有名である。
フランス文学者であり文芸評論家だった中島健蔵は、一時は音楽家を志したと伝えられるほどクラシック音楽に造詣が深く、作曲家、演奏家、音楽評論家とも親交があり、「音楽とわたくし 証言・現代音楽の歩み」という著作もある。中島健蔵没後の1982年、京子夫人が個人の遺志を継いで、当時の三井信託銀行を受託者として「公益信託 中島健蔵記念現代音楽振興基金」を設立、毎年「日本の現代音楽の分野で優れた業績をあげた個人または団体」に表彰盾と奨励金を贈ってきた。
贈賞は第28回 (2009年度) まで行われたが、これを最後に休止している。