衣服は着るという行為によってはじめて実際に衣服になる
衣服は着るという行為によってはじめて実際に衣服になる
「つまり、消費においてはじめて生産物は現実的な生産物になるのだから。たとえば衣服は、着るという行為によってはじめて実際に衣服になる。
…だから生産物は、消費においてはじめて、単なる自然対象とちがう生産物として証明され、生産物となる。
…消費が生産を生産するのは、消費があたらしい生産の欲望を創造し、こうして生産の前提であるところの、生産の精神的な、内部からこれをおしすすめる根拠を創造するからである。
消費は、生産の衝動を創造する」
消費は生産を二重に生産する
消費においてはじめて生産物は現実的な生産物になる
衣服は着るという行為によってはじめて実際に衣服になる
売る立場の人が280円と値付けをしても、そこに価値が生じたわけではない。買う立場の人が買った時にはじめて280円の価値が生まれる
同様に話す立場、聞く立場の関係においても聞く側が受け取ってはじめてそこに価値が生まれる
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『経済学批判』(けいざいがくひはん、独: Zur Kritik der Politischen Ökonomie、英: A Contribution to the Critique of Political Economy)は、1859年に出版されたカール・マルクスの経済学書である。
「序言」「第1章 商品」「第2章 貨幣または単純流通」から成る。
「序言」では唯物史観の簡単な定式が述べられている。
邦訳では補録として、『経済学批判要綱』から転載された「経済学批判への序説」が収められている。
なお『経済学批判』の序言“Vorwort”と、『経済学批判要綱』の序説“Einleitung”は別物である。
『経済学批判要綱』(けいざいがくひはんようこう、独: Grundrisse der Kritik der politischen Ökonomie)は、カール・マルクスが1857年から1858年にかけて執筆した、経済学批判にかんする一連の未完の草稿のことである。執筆された時期から『1857-58年の経済学諸草稿』(独: Ökonomie Manuskripte 1857/58、1857-58年草稿)などとも呼ばれる。また、ドイツ語のタイトルから『グルントリッセ』(独: Grundrisse)と通称される。