自分の役割と自分自身を切り離して考えることは、極めて重要だ
自分の役割と自分自身を切り離して考えることは、極めて重要だ
自分がその役割を担っているのは、組織やグループのために任務をやり遂げるためだ
自分の役割と自分自身を切り離して考えることは、極めて重要だ
自分が受けてきた教育、専門知識、才能、そして情熱のすべてを職場の役割に投入すると、大いにやりがいを感じられるかもしれない。しかし、職場の仲間が反応しているのは、彼らの職場にいるあなたの役割に対してであって、必ずしもあなた個人(しかも 、あなた自身が思うほど興味深くも、思慮深くもない人間かもしれない)ではない
あなたの役割は、組織や機構やグループ、あるいは家族に属するものだ。ほかの人たちが期待を寄せるのは、あなたの役割である。それは合理的な期待(任務をきっちり果たすこと)もあれば、不合理な期待(全女性を代弁するとか、自分のマイノリティ・グループを代表する、あるいは常にミーティングの議事録をとる、など)もある。
自分の役割への期待に応えるとともに、こうしたインフォーマルな期待を管理することは、その役割を維持するうえで必要不可欠だ。また、その役割には複数の承認者(直属の上司や顧客など)がいて、それぞれから相反する期待をされる場合もある。あなたが複数の役割を担っていて、それぞれの役割に複数の承認者がいることもある。
こうしたダイナミックなプロセスは、積極的に管理する必要がある。複数の役割について、きちんとした視点を維持できなければ、組織のダイナミクスを読み誤る可能性が高い。