聴衆の誕生
from 2020/1 に買った本
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聴衆の誕生
聴衆の誕生|文庫|中央公論新社 https://www.chuko.co.jp/bunko/2012/02/205607.html
渡辺裕
聴衆の誕生 - ポスト・モダン時代の音楽文化 (中公文庫) | 渡辺 裕 |本 | 通販 | Amazon
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聴衆の誕生 / 渡辺 裕【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
目次
1 近代的聴衆の成立(序―近代的演奏会の光景;演奏会システムの確立;高級音楽と低俗音楽;神格化される「巨匠」たち)
2 近代的聴衆の動揺―一九二〇年代(環境を浸食する「複製」;自動ピアノの饗宴;大衆文化と「前衛」作曲家たち)
3 近代的聴衆の崩壊(カタログ文化の到来;商業主義の擡頭;音楽の大衆化と「精神性」の没落)
4 新しい聴取へ向けて(軽やかな聴衆の誕生;音の復権へ;消費社会の中の「クラシック」)
補章 七年後の「ポストモダン」
ロサンジェルス・フィルハーモニック、20世紀の作曲家ばっかりなので、一足先にアレックス・ロス「20世紀を語る音楽」読みたい感じになってる。まだ「これを聴け」全然途中だけど https://twitter.com/taizooo/status/1215987950896332800
そしたら本屋で「聴衆の誕生」という本を発見してしまってハマっている
1989年に出版されたヤツの文庫版
モダンとポストモダンの関係
いつの時代も文化は「モダン」に対する「ポストモダン」として立ち上がる
「忘却」と「再生」の話。
https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/11/19/191525
ここで話を一気に端折る。バロック時代の演奏法はそれ以降の音楽の進化(古典主義、モダン主義、20世紀の音楽へ)の中でロスト・テクノロジーになっていた。20世紀の最後の30年、そのロスト・テクノロジーの探求がなされた。そして、この軽やかでスピーディーな演奏が再発見されたと。それは「古楽奏法」「ピリオド奏法」と呼ばれた。ということらしい。
この「忘却」と「再生」というループは、歴史の中で何回も何回も、いろいろな場所で現れる
カタログ化
https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2020/01/20/190155
クラシカル・ミュージックの動きはポップ・ミュージックの世界を先行していると考えられる(考えられるということにしておく)。「聴衆の誕生」に「カタログ化」と呼ばれている現象がある。
1980年代、音楽のカタログ化が世界を変えた
けっして新しくはない。けども、クラシカル・ミュージックを軸に、いま、この場所で起きている現象とぴったりの内容が書かれていたりしてビックリする
「カタログ化」
サブスクリプションで起きている現象の一端はすでに1989年以前に起きていた。現在は過去の延長線上にすぎない
https://taizooo.tumblr.com/post/190286614130
自動ピアノの発明と、1920年代のレコードの歴史
1920年代、録音音楽の始まりが世界を変えた
録音音楽が音楽のカタログ化を進めた
「レコードの歴史 エディソンからビートルズまで」 - ローランド・ジェラット Roland Gelatt -
https://www.amazon.co.jp/dp/4276214726
1920年代に「音楽の民主化」を果たした、あるテクノロジーの物語|WIRED.jp
アナログディスクレコード技術の系統化報告と現存資料の状況
~機械式録音から電気式録音へ、そして長時間化とステレオ化へ~
穴澤健明
かはく技術史大系(技術の系統化調査報告書)
http://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/system/pdf/083.pdf
via https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2020/01/20/190155
2020/1月
かはく技術史大系(技術の系統化調査報告書)
普及活動 ≫ 資料情報 ≫ かはく技術史大系(技術の系統化調査報告書) 図書一覧/概要 :: 産業技術史資料情報センター Center of the History of Japanese Industrial Technology
企業の第一線で技術開発などに当たった経験を持つ技術者による技術史で、同一方針の下に多方面の分野にわたり編集されています。国立国会図書館を始めとする多くの公立図書館に配布しており、閲覧に供しています。
図書一覧/概要 http://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/report.php
分野別全文PDF http://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/system/report1.html