筋力トレーニングについて
筋力トレーニングについて
陸上競技は筋力トレーニングが全体のトレーニング比率の3-4割になる。もっと多い人もいるぐらいだろう。筋力トレーニングとウエイトトレーニングは厳密に分けられない。私は少なくともわけていなくて、基礎的なウエイトトレーニングは王道のもの(ベンチ、スクワット、デッドリフト、スナッチ、パワーリフト)を行い重さと動きの正確性を追求し、筋力トレーニングはその都度与えたい刺激を狙える動きと負荷を探っていた。変えないウエイトと、臨機応変に変える筋力トレーニングという感じだろうか。
筋力トレーニングにかかわらず、トレーニングの原則は与えた刺激に対し適応しようとする力を応用することだ。重たいものを持てば重たいものが持てるように適応し、長い距離を走れば長い距離が走れるように適応する。筋力トレーニングはある程度狙いたい箇所を狙ってそこに刺激を入れて、適応させることを目的としている。これは裏を返せば、どのような動きをしたいのかどこを鍛えたいのかが明確だからできることでもあって、筋力トレーニングをうまくやるためには、自分の走りでどの部分をどうしたいのかがある程度わかっていなければならない。