第一のシステム、第二のシステム、第三のシステム
第一のシステム、第二のシステム、第三のシステム
第一のシステム、第二のシステム、第三のシステム
人間にはこの三種類のシステムしか作れない。
システム設計にも若い設計、成熟した設計、枯れた設計がある。
第一のシステム
第一のシステムは、一人もしくは少人数が、時間に追われる中で創造性を発揮し、勢い良く作ったシステムだ。
第二のシステム
第一のシステムが成功しはじめると、多くの人が集まってくる。
そして、「専門家」が第一のシステムにより有用性が証明されたアイディアを用いて第二のシステムを作る。
多くの人に期待された第二のシステムは時には商業的にも成功するが、実はあまり役に立たない。
第三のシステム
第二のシステムで「火傷」した人々が、第三のシステムを構築する。
第三のシステムの設計者には、ようやく「正しく」やることが出来る時間が与えられる。
効率的に第三のシステムを構築するために
UNIXの考え方では、なるべくはやく第三のシステムを構築するために、すばやく試作することをおすすめしている。
直接、第三のシステムをつくることはできないのだ。