熱中症、深部体温
熱中症、深部体温
ふらふらと足取りも危ない感じでフィニッシュ後には倒れ込み待ち構えていた医療スタッフに車椅子で搬送となりました。のちに深部体温が40℃を越える重度の熱中症(熱射病)であったと発表もあったようです。
【深部体温とは】
内臓周囲など身体の深部の体温のこと。脇やおでこ、口内では計測することは出来ず直腸で計測するので医療スタッフがいる環境のみで計測可能
熱射病のように深部体温が上がっている状態では身体を冷却して【30分以内に38.9℃以下に戻す】ことが重要になります。オリンピックでは救急車の配備しておりますので病院への搬送も可能ですが、熱射病の疑いがある場合は搬送よりも冷却が大事とされています。
今回も救護所に用意されたアイスバスにてクーリングをしたはずです。救護所の適切な対応にて命が救われた事例だと思います。