未熟であるがゆえにそれが文化になる
from 2019/02
未熟であるがゆえにそれが文化になるということ
知的財産権の管理が社会的に甘いことが、オープンソースと等価な効果を生んでいる
サイバー時代の覇権の鍵を握る5G? | BLOG | FERMAT
実際、中国のIT企業の開発速度は尋常ではない。たとえば、北京でベンチャーキャピタルを主催するカイフー・リー氏――カーネギーメロン大学でPh.Dを取得し、以前にはMicrosoftやGoogleにも管理職として在籍していた――によれば、中国の場合、よく言われるように知的財産権の管理が社会的に「甘い」のだが、その結果、類似のソフトウェアサービスが次から次へと開発され、皆、市場の開発に躍起になっており、それが起業家に対してものすごいプレッシャーになっているのだという。
いわば、すべてがオープンソースの世界であり、それゆえソフトウェアそのものではなくそれを何らかの「サービス」に組み込んで販売しない限り、利益を出すことも出来なければ、開発資金を回収することもできない。そうした「圧の高さ」が、シリコンバレーのようにすでに「大手」による複占が確立されているところよりも、イノベーションに賭ける起業家の本気度を高めているのだという。
未熟であるがゆえにそれが原理になる事象が存在する
Unix の文化においてもそういう事象が起きている
メモリサイズの制限が小さなツールを組み合わせる文化を生んだ
シェルスクリプト、パイプ
ソフトウェアのオープンソースも、もともとはそういう現象だった
Firefox の Greasemonkey の unsafeWindow なんてセキュリティの未熟さの象徴みたいなもんだったけど、それが駆動力になって userscript が発展した
minibuffer と LDRize
AutoPagerize の addFilter