最後にちらっと映っている書籍がいい
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世界の文字と記号の大図鑑
Unicode 標準の背後にある考え方は、民主的であると同時に魅力的です。世界中で使用されている、または使用されていたすべての文字が 1 つの標準に組み合わされています。一見、収集マニアや誇大妄想のように聞こえますが、これはグローバルな世界におけるコミュニケーションの基礎です。
Unicode 標準のおかげで、世界中のすべての文字にキーボード上の明確な場所を割り当てることができます。また、2 人のエジプト学者が宝物の碑文についてお互いに WhatsApp できるのと同じように、バリ島の漁師は日本の携帯電話でテキスト メッセージを送信できます。ルーブル美術館とカイロのアーカイブにあります。
Unicode 標準は技術プロジェクトとして始まり、タイポグラフィーの記号論など、タイポグラファーにとって想像もできなかった研究分野を切り開きました。しかし、それはまた、私たちクリエイターに非ラテン書体の世界を開くものでもあります。それがこの本の内容です。世界中の 109,242 文字すべてを目で見てゆっくりと閲覧してください。外国の美しさの兆候を発見してください。文字体系の豊かさに気づきましょう。
本書は、文字の「国際標準」ユニコード6.0に登録された10万9242文字のすべてを一望できます。ドイツ生まれの美しい本が、日本で使いやすく生まれ変わりました。
輝かしい評価(2012年ヨーロッパ・デザインアワード〈金賞〉を始め、欧州の数々の有力賞を総なめ)を得た原著(“decodeunicode” ヨハネス・ベルガーハウゼン 著)を元に、アジアで初の姉妹本の刊行です。
主要言語の文字はもちろんのこと、普段あまり目にすることのない古今東西の少数言語や希少言語の〈珍しい文字〉も眺めて愉しむことができます(ファイストスの円盤文字も含む)。
CJK統合漢字は、特に圧巻で、繁体字(主に台湾)、簡体字(主に中国)、日本の漢字(国字)をほぼ全て網羅しています。日本の漢字は見つけやすく、美しい、「秀英明朝」に総変換して掲載しました。
原著はブロック名のABC順ですが、本書はコード番号順に再編集しましたので、検索も楽でスムーズです。U+xx00からU+xxFFの256キャラクターを見開きページでレイアウト。サイズを原著よりややコンパクトなA5判にして、卓上でも使いやすくしました。
巻末付録:気鋭の言語学者、デボラ・アンダーソン博士(カリフォルニア大学バークレー校)の研究プロジェクト(SEI)による「世界の書記体系」の最新レポート(英語オリジナル)を掲載。原著のバージョンアップです。
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チャイニーズ・タイプライター
中国語タイプライターを作ろうとした人びとの知的・技術的葛藤と格闘を、西洋、中国、日本を舞台にダイナミックに辿る圧巻の文化史。製品開発やその宣伝を跡づける興味深い図版多数収載。
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蒼頡たちの宴
我こそは正しき文字の発明者=蒼頡なり! 漢字への愛と憎しみが、中国の言語ユートピアンたちを普遍言語作りへと駆り立てた。高邁な目的と奇っ怪な成果の標本箱。
漢字という、コミュニケーションの媒体の発明に中国人が注いできたエネルギーはすさまじいものだが、その情念にははじめから漢字への深い嫌悪と懐疑も含まれていた。考案されては捨てられたおびただしい漢字のデザイン例、あるいは、中国のバベル的状況を克服するための「普遍中国語」の模索と、16世紀以降のヨーロッパにおける普遍言語への夢との熱病的なばかりの相思相愛、そういう現象を克明にたどったはてに、著者は、漢字が中国人にとっての「マゾヒズム装置」であったと解釈するしかないとして、次のように書く。
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ユニコード戦記
文字符号、とくにユニコードがどのようにしてつくられてきたのかを、当事者自身が、当時の資料や議事録などをもとに振り返りながら、世界的なバトルの様子に焦点をあてて時間軸に沿って書きつづった読み物。世界の文字符号であるユニコードと日本やアジアの文字符号との整合性をとっていく過程などを赤裸々に告白。日本人にとって苦手な英語を著者はどうやって習得していったか、その過程を詳しく述べることによって、英語を学ぼうとしている人たちに方向性を示唆。国際標準化バトルの世界で本当に必要なこととは何かを教えてくれる一冊。
https://gyazo.com/d5b84ada067773d9f5369480e622dd24
https://www.youtube.com/watch?v=IrS-QTLvxjA