悪童日記
悪童日記
悪童日記は三部作とのこと
アゴタ・クリストフ(Agota Kristof, 1935年10月30日 - 2011年7月27日)は、ハンガリー出身の作家。
生計を立てるためには現地の言葉で作品を発表する必要があると一念発起して、フランス語で執筆を開始し、1986年『悪童日記』でフランス語文壇デビューを果たす。この作品は世界で40以上の言語に翻訳され、同時に世界的にも注目される作家となった。
後天的に取得したフランス語を用いて書くため、やや文章にある種のぎこちなさはあるが、それがむしろ物事を端的に表現し、独特のインパクトを持った文体となっていた。
『悪童日記』は、双子の少年達が戦時下の田舎町で成長し自立していく様を描いており、一人称複数形式(「ぼくら」)を用いて成功した稀有な小説として知られている。以後、『ふたりの証拠』『第三の嘘』をあわせて完成させた三部作が彼女の代表作。彼女の小説には亡命の厳しい体験が反映されている。
『悪童日記』 Le Grand Cahier (1986年)
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『ふたりの証拠』 La Preuve (1988年)
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『第三の嘘』 Le Troisième Mensonge (1991年)
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