幸福と成功の法則を反転させる
幸福と成功の法則を反転させる
病気がないのが健康ではありません 健康になるためには 幸福と成功の法則を反転させる必要があるのです この3年間に私は45カ国を巡り 学校や不況下の企業とともに 取り組んできました 気づいたのは ほとんどの企業や学校で 考えられている成功の法則は 「一生懸命がんばれば成功できる 成功すれば幸せになれる」というものだということです これは多くの人の子育てや マネジメント法 動機付け方法の基礎になっています
これの問題は 科学的に間違っており 逆だということです 第一に 成功するたびに脳がするのは 成功の定義を再設定するということです 良い成績を取れば もっと良い成績を取る 良い学校に入ったら さらに良い学校に入る 良い仕事に就いたら さらに良い仕事に就く 販売目標を達成したら 目標をさらに上げる 幸せが成功の向こう側にあるのなら 脳はいつまでもたどり着けません
慢性的なストレスへの対抗策は、楽観主義的なマインドセットを培うことである。これは、私たちのキャリア全体を通じて有益となる。私がフロスト銀行と共同で実施した新たな調査の結果、金銭に関していえば、楽観主義者のほうが賢明な行動を取り、利益を得る傾向が高いことがわかった。 我々は、2000人超の米国人にアンケート調査を行い、楽観性、経済的な健全性、金銭にまつわる態度や行動について検証した。その際、楽観性尺度(LOT)や、米消費者金融保護局の財政健全性尺度といった、科学的に検証済みの指標を用いた。
条件を均一化するために、資産、所得、技能、その他の人口統計的要素に調整を施した後のデータを見ると、次のことがはっきりと示された。楽観主義者は悲観主義者よりも、経済的な健全性を経験する傾向、および金銭的に健全な行動を取る傾向が有意に高い。