国家は「通貨」という権力を手放さないだろう
国家は「通貨」という権力を手放さないだろう
一定量の現金取引は必要
北海道大停電の際、キャッシュレス派の人々は、何も買い物ができずに困ったそうだ。
最大の災害対策は「アナログ」取引を残すことなのだ。
国家は「通貨」という権力を手放さないだろう。
金融というものは「規制」が無ければ成り立たない、そしてその「規制」の根源が国家である。言い換えれば、金融の基礎となる通貨の発行や管理は、国家権力と密接に結びついており、他人にその権限を渡すはずもない。
最近の安全保障(軍事)戦略では、「経済制裁」が極めて重要であり、その中心をなすのが「金融制裁」である。したがって、現在米国が覇権を握っている金融ネットワークに風穴をあけることなど当然許されるはずが無い。