君子は和して同ぜず。小人は同して和せず
君子は和して同ぜず。小人は同して和せず
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十三之二三
子曰:「君子和而不同,小人同而不和。」
〈子曰く、君子は和して同ぜず。小人は同して和せず。〉
老先生の教え。教養人は、和合はするが雷同はしない。知識人は、雷同はするが和合はしない。
和合
二種類以上のものを混ぜ合わせること。また、二種類以上のものが合わさること。
打ち解け合うこと。
結婚すること。
仏教用語に「因縁和合」というものがあるらしい
<因>(hetu)と<縁>(pratyaya)は、原始経典ではともに<原因>を意味する語であったが、のちに因を直接原因、縁を間接原因、あるいは因を原因、縁を条件とみなす見解が生じた。
そこから、因と縁とが結合して万物が成立することを<因縁和合>という。
岩波仏教辞典 第三版
雷同
自分にしっかりした意見がなく、他人の意見に同調すること。
由来:
『礼記・曲礼上』「毋剿說、毋雷同」 -
雷の轟音に万物がそれに応じて響く様から
(鄭玄・註「雷之発声、物無不同時応者」)