古い音楽ばかり聴いています
古い音楽ばかり聴いています
ざっくりとした古代ギリシャ古代ローマから中世、ルネサンスまでの古楽の流れが把握できた。バロックの章が始まったのでこの先もどう展開してゆくかが気になる。
サンソン・フランソワのドビュッシー&ラヴェルの録音集を聴いている。どうも今はEMIがワーナーに買収されたのでレーベルがエラートになってクリュイタンス指揮のラヴェルとフランソワのラヴェルをセットにしたラヴェル6枚組ボックスにされているらしい。ドビュッシーは別の3枚組にされている。
割とカチカチとした演奏が好みでありルバートで自由自在にタイムが伸び縮みするサンソン・フランソワとは解釈不一致と一致の差が著しい。どちらかといえば苦手だけれど噛み合った時は本当に素晴らしい演奏…ぐらいの距離感。「月の光」は伸ばしてほしいところを伸ばさない。「子供の領域」の泳ぐような流れは素晴らしい。「亡き王女のためのパヴァーヌ」は録音のせいか低域が足りず物足りない。「クープランの墓」はなんだかヘンテコな感じがするがトッカータの初めから歯切れのよいノンレガート奏法が炸裂すると「コレはサンソン・フランソワにしか出せない音だ」と唸らされる。
完全に素人クラシックおじさんのようになってしまった。
ケンプの『ワルトシュタイン』『テンペスト』『告別』をLPで聴く。親父が持っていたポリドール国内盤。
ケンプ、好きだなぁ。なんとなく評価軸になってきている。