入門・行動科学と公共政策
入門・行動科学と公共政策
キャス・サンスティーン
何度も書いているが、ワタシにとってキャス・サンスティーンの重要な仕事は『#リパブリック』方面なのだけど、一般にはそれより「ナッジ」の人だろう。コロナ禍において「行動科学と公共政策」はまぎれもなく重要なテーマなわけで、書名に「入門」の文字があるが、これはサンスティーン並びにナッジの入門書と言えるんじゃないかな。
目次
第1章 イントロダクション
第2章 行動科学革命
ナッジと、その先のナッジ
人間と経済人
第3章 自分で選べば幸せになれるのか?
適応の予測ミス
過去から学ぶときのバイアス
現在の感情状態
文脈の力
第4章 政 府
FEAST
行動インサイト制度化のアプローチ
初期設定ルール
情報開示
顕著性
社会規範・安全・健康
第5章 誤 り
ときどきの厚生
第6章 判 断
手段パターナリズム
意見の相違
第7章 理論と実践
あらゆるところに間接的判断が
直接的判断の定義
第8章 厚 生
人々が気にかけること
第9章 自 由
透明性と操作
簡単に逆行できる
押しすぎ
第10章 進むべき道
謝辞
注
訳者あとがき――キャス・サンスティーン「社会厚生主義」構想
文献/索引
https://gyazo.com/83ca1260018cc8e392657630703a578e