乱読のセレンディピティ
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外山滋比古サンの、作品は著者が作るんだけど、古典は読者が作り出すっていう話(まるでリブログの話みたいな)だったり、
本を読むことは、自分が実際に過ごしている時間とは別の時間軸を持つことになる。そして、そのスピードを上げたり下げたり、ページを飛ばしたり戻ったりすることで、時間を伸ばしたり縮めたり早送りしたり巻き戻したり出来る。
外山滋比古サンは「乱読のセレンディピティ」で喋るスピードで読む、風のように読むことでセレンディピティを生むと言っていた。作者のスピード(書くスピード、考えるスピード)から逸脱することで、作品や作者の引力から脱出することが出来るなら、速いだけではなくて遅くても同じようなことが起きるのではないか。