主観的運動強度
主観的運動強度:The rating of perceived exertion(RPE) https://gyazo.com/09debc87bd4d7cee44d060ca31c44b7c
更新履歴
2019/10/3 : 全面見直し
「呼吸」スケールを明記
2019/7/10 : Zone区分を調整
Zone1 : 50~70%HRmax
Zone0 : 30~50%HRmax
Rec : <30%HRmax
2019/6/21 : Zone を追記した
便宜上 Recovery (<55%HRmax)を Zone0 と Recovery に分けてフィリップ・マフェトン、田中宏暁サンの手法との整合を図った 主観的運動強度:The rating of perceived exertion(RPE)とは,直前の運動に対して選手が感じた強度を表1のスケールを使用して示し,トレーニングや競技後の主観的な努力に関する情報を測定できる方法です.
主観的運動強度(RPE)
Borg Scale
6から始まる15段階
20歳を基準にx10で心拍を表している
6は心拍60bpmで安静時を意味する
Omini Scale
0から始まる10段階
Borg Scale の方が心拍と一致しているので心拍計との相関が取りやすいけども、エンデュランスな運動以外では使用できない
Omni Scale は単純化されすぎているように見えるけども、あらゆる運動で使用することが出来る
ただし自分の中での基準が明確である必要がある
以前と今と未来の同基準の数値が、同一の強度である、というのが原則
ACSM Position Stand 準拠の Omini Scale/Borg Scale/%HRR 相関表
https://gyazo.com/d51bef4ee05fd2b5a494079d892f72fa
フィリップ・マフェトンの MAF ハートレート(180公式)
180-{年齢}
田中宏暁サンのニコニコペース(138公式)
138-{年齢}/2
一番最初に作成したときからだいぶアップデートした 2018/10月
https://gyazo.com/1be4ee48d59a84c91c9b3cd800703b54
主観的運動強度の良さは、運動能力というのは継続の結果、向上するけども、主観的運動強度は不変であるということ
継続によってランニングではラップタイムは向上していくが、主観的運動強度は変わらない
体調による変化によるラップタイムの変動があっても、主観的運動強度は変わらない
主観的運動強度が同一である条件でラップタイムが上がれば能力の向上を、下がればなにがしかの問題(故障、病気など)が起きていることを意味する
エンデュランスな運動の場合、強度はハートレートで計ることが出来るんだけど、そうではない場合(スプリント的な運動など)では、ハートレートで計ることが出来ない
「えー、原始的じゃん」と思うけども短距離走者とかのトレーニングの質の計測では、こういったものが用いられる
筑波大学 陸上競技研究室
すごく使い勝手はイイ
ポータビリティが高い
ちゃんと継続的に主観的運動強度とハートレートの関係などをすり合わせ続けらるならば、という前提
スキルが求められる
主観的運動強度を認識する、その精度の高さ
冷静さ