ヨーロッパの奇跡、東アジアの奇跡、そして大きな社会体制の変化
ヨーロッパの奇跡、東アジアの奇跡、そして大きな社会体制の変化
過去2世紀の歴史は、ヨーロッパの奇跡のより広い世界史的文脈への移し替えの歴史であり、20世紀後半の歴史は、それが、南北対立、東西対立を乗り越えて、東アジアの奇跡というかたちで定着する歴史であった。
世界史観の気づき
ルネサンスから産業革命までのヨーロッパの歴史、20世紀初めの世界大戦、世界大戦後から21世紀初め(現在)までを俯瞰する視点
ヨーロッパの奇跡
18世紀中頃~19世紀前半に生じた、産業革命を中心とした経済、社会の変化を指す この2つの奇跡(ヨーロッパの奇跡、東アジアの奇跡)の間で、大きな社会体制の変化が起きる
共産主義の台頭
肯定的なニュアンス
否定的なニュアンス
東アジアの奇跡
20世紀後半に生じた東アジア(日本、NIES、ASEAN、中国からなる東アジア、東南アジア諸国)の高度成長と生活水準の上昇といった変化を指す
「東アジアの奇跡」は、世界人口にはるかに重要なインパクトを与えた
工業化が発展途上国に広がり、従来とは比較にならないほど多くの人々を経済発展の波に巻き込んだ
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