ハウスは12インチの文化
ハウスは12インチの文化
ハウスは12インチの文化とよく言われる。それは、僕がハウスを気に入っているひとつの理由でもある。ロックを聴いていた高校生のころは「フルレングスのアルバム以外認めない」なんて謎にオラついていたけれど、いまではアルバムという単位にちょっと重く感じてしまうときがある。その点、12インチは気軽に針を落とせるし、基本的には音がいいし、なにより安いのだ(あくまで、アルバムと比べて)。僕のサウンド・パトロールではアルバムに縛られず、お気に入りの12インチ、EPやコンピレーションなど、さまざまなフォーマットでリリースされたダンス・ミュージックを定期的に紹介することをコンセプトに据えている。それらにはアルバムと違った聴きかた、楽しみかたがあると思うので、以下に紹介する5枚をぜひ聴いてみてほしい。
Four Tet
Melodies Record Club 002: Ben UFO selects None
Ben UFO
だいたい全部 spotify にあった
spotify だとそれが"フルレングスのアルバム"なのか"12インチ"なのか、区別がつかない
Newton Records
FLOATING POINTS達が運営するMelodies Internationalがスタートした新シリーズMELODIES RECORD CLUBが始動。
FLOATING POINTS
Melodies International
第1弾のセレクトはFOUR TETが担当。実験音楽、ジャズ、アフリカンなどを通過した、ダンスミュージックの自由さを象徴するようなすごい曲。
FOUR TET
PLASTIC PEOPLEでたびたびプレイしていたという2曲をセレクト。A-SIDEは、ジャズ・シャイアントJACKIE McLEANの70年代の録音で、ドラマーのMichael Carvinとのアルバム75年の「Antiquity」。アフロ・トライバル、キレるサックス、圧巻のドラミング。LP収録よりもながいフルレングスでの世界初のリリースだそうです。B-SIDEは、南アフリカからアパルトヘイトを逃れイギリスに渡ったCHRIS MCGREGORのBROTHERHOOD OF BREATH。圧巻のビートで繰り広げられるジャム。
JACKIE McLEAN
CHRIS MCGREGOR