ウェイティングピリオドとレイデイ
waiting period & layday
ビッグウェーブ・サーフィン・コンテストは、波のコンディションが整ってコンテストが開催されるまでの間、ウェイティングピリオドという期間が設定される
エディ・アイカウ・ビッグウェーブ・インビテイショナル
https://gyazo.com/f7f2204694e250a0f5afffbe5a566ec3
エディ・アイカウ・ビッグウェーブ・インビテイショナルの開催期間は12月1日から2月末日までの3か月間。
開催基準となる波は、20フィート(6.1m)以上の高さがあり20秒以上つづくこと。この「20フィート、20秒」の波がコンスタントに現れ、さらに強風が無く視界もクリアな日でなければ大会は実施されません。
冬のノースショアは高波で有名ですが、それでも大会の開催基準に見合う日はほとんどないと言ってもいいほど。その証拠に「エディ」が実際に実施されたのは1985年の大会開始以来2019年にいたるまで9回しかありません。
レイデイとはコンテスト期間中のオフ日のこと
波のコンディションが整わないということの意味は2つあって
波がない
波がデカすぎる
「コードレッド(Code Red)」と呼ばれた2011年8月27日。セットで20フィート以上のモンスタースウェルが入るという予報となり、当然、WCTイベントはレイデイ(Layday:コンテストのオフ日)。
チョープーのコンテストではビッグスウェルを期待しますが、パドルインでは乗れないほどのビッグスウェルが予想されたので、開催できるわけもありませんでした。
そんなコンディションを前に、続々とタヒチ入りしてきたのが世界中の名立たるビッグウェイブサーファーたち。
しかし、27日当日はあまりにも海が大荒れで危険過ぎるとのことで、タヒチ政府が海上への船舶の乗り入れを禁止しました。この禁止令こそが「コードレッド」で、サーフィン界では27日のセッション自体をコードレッドとも読んでいます。
コードレッドにより、チョープーのラインナップへ向かうことができなくなったかのように思えたビッグウェイブサーファー。ですが、違反に対する罰金覚悟でボートを出してもらったりして、伝説となるトゥーインセッションが幕を開けました。 ちなみに、コードレッド後の炸裂したチョープーで再開となったビラボンプロは、ケリー・スレーターが優勝しています。さすが、波がでかくなればなるほど強いサーファーです。
https://www.youtube.com/watch?v=-uV24ob2TXE