イーリアス
#book_index
https://gyazo.com/919d1b54e6aaae52b70fb53be226d23b
https://ja.wikipedia.org/wiki/イーリアス
『イーリアス』(古希: Ἰλιάς (iː.li.ás)、古代ギリシア語ラテン翻字: Iliás、羅: Ilias、英: Iliad (ˈɪliəd) ( 音声ファイル))は、ホメーロスによって作られたと伝えられる古代ギリシア最古にして最大の叙事詩である。題名は「イーリオン(について)の(詩歌)」の意味。古代伝説上の小アジアにあった都市国家イーリオン(トロイア)とギリシアとの戦いを描く。日本では長母音を省略して『イリアス』とも表記する。
序説
ギリシア神話を題材とし、トロイア戦争十年目のある日に生じたアキレウスの怒りから、イーリオスの英雄ヘクトールの葬儀までを描写する。ギリシアの叙事詩として最古のものながら、最高のものとして考えられている。叙事詩環(叙事詩圏)を構成する八つの叙事詩のなかの一つである。
元々は口承によって伝えられてきたものである。『オデュッセイア』第八歌には、パイエーケス人たちがオデュッセウスを歓迎するために開いた宴に、そのような楽人デーモドコスが登場する。オデュッセウスはデーモドコスの歌うトロイア戦争の物語に涙を禁じえず、また、自身でトロイの木馬のくだりをリクエストし、再び涙を流した。
成立
『イーリアス』の作者とされるホメーロス自身も、そのような楽人(あるいは吟遊詩人)だった。ホメーロスによって『イーリアス』が作られたというのは、紀元前8世紀半ば頃のことと考えられている。『イーリアス』はその後、紀元前6世紀後半のアテーナイにおいて文字化され、紀元前2世紀にアレキサンドリアにおいて、ほぼ今日の形にまとめられたとされる。
なお、もともとのホメーロスによる『イーリアス』はヘクトールの死と葬儀までで、有名な「トロイの木馬」の話は、紀元前一世紀頃にローマの詩人、ウェルギリウスが書いた叙事詩「アエネーイス」によるものである。こちらは、ヘクトールと並ぶトロイアの英雄であったアイネイアースのトロイア滅亡後の遍歴とローマ建設を主題とするものである。