みんなより1分先の世界を生きている
みんなより1分先の世界を生きている
会社用のカシオ、秒をきっかりチャイムに合わせて、ちょうど1分、時計を進めている
カシオはヴァイブレーションなので、時報とアラームはきっかり1分前に時を知らせる
みんなより1分先の世界を生きている
マーク・チャンギージーの著作、翻訳、再発されてる(ハヤカワ文庫NF)
脳の処理スピードは意外と遅くて、予測して処理してる。視覚も聴覚も
https://gyazo.com/bc8f006f802bbf7e8e2563cb40049ca4
残りの話を理解するには 私たちの頭脳の「鈍感さ」を理解しなければなりません 光が眼に届いた瞬間に ピピ!っと 即座に何を見ているのか 理解できるに越したことはありませんが そう上手くはいきません 頭脳の認識が生まれるのに 約10分の1秒かかるのです 10分の1秒は長いように聞こえませんが 普通の動作では長時間です 毎秒1メートルで動いていたら これはかなり遅いですが 10分の1秒では10センチも動いたことになります この遅れをカバーしないと 10センチ以内のものを感知しても それを認識できる頃には それにぶつ かった後 又は通り越した後になります もちろん事態は深刻になりかねます 例えばこのような時 認識が遅すぎるわけです 認知はこのようであって欲しいですよね ある時間”t”に起こった出来事は その時間 ”t” において認識出来れば良いのですが 頭脳がその様に受信できる唯一の方法は 光が網膜に当たったとき見たとおりに世界を認識するかわりに ちょとしたワザが必要です 待っていても 次の瞬間に何が起こるかわからないので 最適な予測をつくりだす必要があります 10分の1秒後に何が起こるか予測し その認知を組み立てます その予測が頭の中に出来上がる頃には 丁度その未来になっていて 現在の認識として使えるわけです