おくのほそ道
2017/05/15
「おくのほそ道」を読み出したのは、深夜ドラマ「サイタマノラッパー」に感化されたから。サブタイトルが「マイクの細道」で、完全にロードムービーな感じで、あれ、ひょっとして「おくのほそ道」ってロードムービーな感じに読めるかも、と思ったのがその発端。
読んでいるのは角川文庫「新版 おくのほそ道 現代語訳/曾良随行日記付き」で、これは「本文」「本文評釈」「発句評釈」「曾良随行日記」そして「解説」という並び。「おくのほそ道」本文は実際にはそんなに長くない。ページ数でいうと文庫本で50ページくらい。じゃあ、スっと読めるか、というと残念ながらそんなことはなくて、その理由の一つはやっぱり古典なので言葉遣いが全然違うから。でも実際にはもっと大きな原因があってそれは、芭蕉のこの旅の目的が「歌枕」の巡礼だったこと。まず歌枕というものを知らなかったから。それで古典の引用がとても多い。李白、杜甫、西行、和歌集とか、あと論語も。それから本文に注釈がたくさん付いていて、いちいち注釈を確認するから全然先へ進まないこと。などなど。
なんとか「本文」読み終えて「本文評釈」、「解説」、「発句評釈」と来てなんとなくわかるようになってきた。ここからもう一回「本文」読み返そうか、どうしようか、という感じ。
と、ここまで書いてちょっと面倒くさくなったので post する。