responsibility
from 2023/06
responsibility
テクストと現場を往還し、呼びかけに「応答」する人文学へ。社会と向き合う「自前の思想」の可能性──人類学者・飯嶋秀治、清水展
/june29/責任を Responce-ability に読み替えてみる
「責任」という言葉は、英語で“responsibility”です。しかし、「責任」という日本語にすると、法律などの固い枠組みの中にある概念に聞こえてしまう。ですが現場で生じてくる事態は、既に機能している学問の枠組みの外側で発生するので、「責任」という言葉では対応できないことも多いんです。
飯嶋さんも言っていたように、応答の人類学とは、責任という強い言葉ではなく「受け応え」や「やりとり」という意味で「応答」という語を用いる。つまりresponsibility を “Responce-ability”──「現実に応える能力」ーに読み替えること。社会的責任や責務としては一般化できなくとも、個別具体的な現場に向き合い、誰かの問題を一緒に考えたり、当事者が気づかない外部の視点を提示したり、余計なおせっかいと嫌がられたり……そうした行動を起こすことが大切だと思うんです。
responsibility | ロングマン現代英英辞典でのresponsibilityの意味 | LDOCE
https://gyazo.com/17c6f4086027ff8a19d8908886ca7a3f
responsibility 意味と語源 – 語源英和辞典
「質問に答え(respond)られる(-able)こと(-ity)、そのことをよく知っていて責任があること」がこの単語のコアの語源。
英語 responsible(責任がある)+-ity(抽象名詞)⇒ 古期フランス語 responsible(責任がある)⇒ ラテン語 responsus(答えた)+-abilis(~できる)⇒ ラテン語 respondeo(答える)⇒ ラテン語 re-(返して)+spondeo(誓う)が語源。
英語 respond(答える)と同じ語源をもつ。
質問に答えられることが、「責任」を意味するの、面白い
https://ja.wikipedia.org/wiki/責任