HEIC
HEIC
High Efficiency Image File Format (ハイ・エフィシエンシー・イメージ・ファイル・フォーマット、略称: HEIF、ヒーフ) は、Moving Picture Experts Group (MPEG) によって開発され、 MPEG-H Part 12 (ISO/IEC 23008-12) で定義された画像ファイルフォーマットである。
HEIF自体はただのコンテナだ
Moving Picture Experts Group(ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループ、動画専門家集団)あるいはMPEG(エムペグ)は、ビデオとオーディオに対して符号を付与する基準の開発責任を負ったISO/IECのワーキンググループで1988年1月に設立し、その最初の会議はオタワ(カナダ)で1988年5月に開催された。2005年の終わりの時点で、MPEGは、様々な産業、大学および研究機関から約350人のメンバーが参加している。MPEGの公式名称はISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11である。「Motion 〜」などとも呼ばれる。
グループの略称をMPEGといい、またはそこがつくった動画等の標準規格の名称としてMPEGが使われるようになった。標準規格の名称がMPEGであり、略称ではない。音声圧縮方式のMP3やファイルフォーマットのMP4はMPEGが規格化した方式である。
HEICファイルのメリット
HEICファイルはJPEGの半分のファイルサイズです。また、ひとつのファイルに複数の画像を格納できます。そのため、デバイスやクラウド内の写真に必要なストレージ容量が少なくて済みます。
他の画像ファイル形式よりサイズが小さくても、高品質な画像を維持でき、16ビットカラーにも対応しているため、より柔軟に編集できます。
時間や場所から、縦横のピクセル数まで、HEICファイルには画像に関する重要なデータが保存されています。画像の編集履歴も保存できるため、後から元の画像に戻すこともできます。
HEICファイルのデメリット
HEICは、Appleのエコシステム以外には広く普及しているとは言えません。
また、多くのプラットフォームのソフトウェアがHEICファイルに対応していないこともネックとなるでしょう。そのままの形式で画像を編集したりアップロードしたりするのは難しいなど、実用面で問題が生じる可能性があります。