Enlightenment
最後の章に啓蒙思想の話が出てくる。啓蒙思想は "Enlightenment" と呼ばれる。「光」を意味する。光は直線的に進む。進歩は同様に直線的に進むと考えられている。それはゴールが存在すること、進むべき正しい方向があること、そして自分はそれを進むのだ、という強い意志を意味する。ティム・インゴルドは近代(モダン)をその直線と捉えた。そして前近代をグルグルと自由に行き来する線として捉えた。それは神話や民話があちこちにウロウロする流れだったり徒歩旅行の曲がりくねった流れのことだ。オデュッセウスがトロイ戦争が終わっているのに何年も何年も故郷に帰れない様子がそれだったりする。それから現代(ポストモダン)は直線がバラバラこなごなにされて断片になっていると捉えた。それはまさに今、あらゆるものが分断されているように見えるそれを意味する。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2023/02/13/182356#光と直線と断片をつなぎ合わせること