1928年に寺田寅彦が読んだ Nature の書評を買った
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キンドルを漁ったらそれの電子書籍版がすでにあったので改めて開いてみた。そしたらちょっとビックリする発見があった。
ダーシー・トンプソンは20世紀の初めに、アリストテレス『動物誌』を翻訳した。自身のギリシア語と動物学の知識を総動員して「アリストテレスの博物学の知識に注釈をつけ、説明を施し、批評を加え」た。その注記はときに本文を圧倒するほどだった。 1928年 Nature ダーシー・トンプソンのルクレチウス『物の本質』の書評
https://gyazo.com/10acd971599060266b6dbc5a5e640d28
Books Received
Published: 14 April 1928
T Lucreti Cari de Rerum Natura libri sex
D'ARCY W. THOMPSON
Nature volume 121, pages565–567 (1928)
https://gyazo.com/67213fd79c68b6d550307a905bf71a29
https://gyazo.com/a6428e6e007e7a193a99dbba41107d91
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ことし(一九二八)になって雑誌ネチュアー(四月十四日発行)の巻頭紹介欄に
Munro's Lucretius. Fourth Edition, finally revised.
に関するダルシー・タムソンの紹介文が現われた。それによると、この書の第二巻目はマンローの詳細なる評注に加うるに、物理学者のダ・アンドラデ(E. N. da C. Andrade)の筆に成るルクレチウスの科学的意義に関する解説を収録してあるということであった。それでこれを取り寄せてその解説を読むと同時に、また評注の中の摘要をたよりにしてもう一度詳しく読み返してみた。しかして読めば読むほどおもしろい本であるという考えを深くした。
アンドラデの解説によると、近代物理学の大家であったケルヴィン卿きょうもまたルクレチウスの愛読者であった。すなわち卿の一八九五年のある手紙の一節に「このごろ、マンロー訳の助けをかりてルクレチウスを読んでいた。そして原子の衝突についてなんとか自分流儀の解釈をしてみようと思ってだいぶ骨折ってみたが、どうもうまくできない」と言っている。
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