高速道路、または 5レーン の話
from 2022/07
高速道路、または 5レーン の話
https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/06/18/183653
https://gyazo.com/4c8d70f491f15a3cb3c6728b8316b520
via https://spielverlagerung.com/2015/09/15/team-analysis-tuchels-borussia-dortmund
山梨から前橋まで、中央道、圏央道、関越道とつないで行った。遠かった。3車線の高速道路で5レーンについての見識を高めた。
3車線を左から、低速車線(登坂車線)、走行車線、追越車線を、左ウイング、セントラル、右ウイングとみなすことが出来る。左レーン、中央レーン、右レーン。そしてそれぞれの間の車線境界線、ラインを挟んだ両側をハーフスペースとみなす。するといろいろと違う視点が開けてくる。
高速道路に限らず、クルマの世界では「キープレフト」という概念があって、基底状態(一番エネルギーが低い状態。一番低速)は左端にある(左側通行の場合)。サッカーとは違って左と右のレーンでは明確に特性が異なっていて、それぞれのレーンは速度によって拘束されている。
さて、理論上はどのクルマも、どのレーンでも好きなように走れるはずなのだけども、実際には一番速く走るクルマは右側のレーンしか選択肢がない。では一番自由度の高いクルマは何なのかというと、実は一番遅く走るクルマになる。正確に言うと、遅く走ることを自ずから選んだクルマ、ということ(前提として日本の高速道路では、追越車線でも、実効速度はせいぜい140km/H以下)。
ここで話を一気に端折る。クルマの運転では、一定速度で走ることが最適である、という常識がある。でもそれは他に走行しているクルマがいない場合の話。現実は一緒に走っているクルマとの関係性の中にある。ここでは、左端を原点に(左端のレーンが安楽なのはいうまでもない)、状況に応じてゆるやかに加減速を繰り返しながらレーンを自由に移動するほうが非常にスムースだしイージーである、という発見。
取りうる速度の広さ。多様性。