音楽の反方法論序説
「編集」は 20 世紀が発見した重要なコンセプトです。 著者の主張などは 19 世紀にまかせておけばいい。 https://gyazo.com/06e7c26d2799786f469238049287fcec
「InterCommunication」創刊号から5年間21回にわたり連載されたもの。単行本にはしないと著者みずから決める。コンピュータのなかのアジア、手の記憶、身体技法としての音楽、電子的貧困、コンピュータ音楽、音の反日常的身体について、ピアノ、作曲家の生活、消えていく音、など。 「編集」は 20 世紀が発見した重要なコンセプトです。 著者の主張などは 19 世紀にまかせておけばいい。 テクノロジーもメディアも編集の必要を追って変化してきました。 校正の概念にしても、 たとえば「かさねて」と「重ねて」が混在する文章で 書式をどちらかに統一しようとするのは、 バッハのクリティカル・エディションをつくるように 作者と作品の理念を優先する文化であり、 不統一のまま放っておくのは 口承と即興を尊重する文化と言えるでしょう。 こうして編集は知の考古学となります。 著者校などで責任を回避せず、自発性をもって判断してください。 https://taizooo.tumblr.com/post/60323382