本当の多様性社会はそれなりに不愉快
本当の多様性社会はそれなりに不愉快
そういう真に多様な社会は、「自分が気に食わないもの」もいっぱいあります。でも、その「自分から見て不謹慎なもの」が、「他人からみて大事なものかもしれない」。それを受け入れなければ、多様な社会は成立しません。つまり、「多様性」は前提として「寛容」でなければ成立しません。 極論、人を傷つけかねない言動すら、「セーフよりのアウト」程度だったら、飲み込まなくてはなりません。多様性には、そのような覚悟が必要です。
そういう意味では、多様性を守護しようとする人は、個々の言動に囚われすぎてはいけないようにも思えます。そこよりも、言論の全体分布に注目し、その比率や偏りをしっかりチェックするほうが重要そうです。