彼らは確率の雲の中で踏みとどまりながら最善手を探して対策を取り続けているのだ
from 2020/06
彼らは確率の雲の中で踏みとどまりながら最善手を探して対策を取り続けているのだ
まさか山本一郎さんの記事に,普段は裏方の信頼できる知人の方々が登場する時代が来るとは….遠い目になってしまいますね… https://twitter.com/yutakashino/status/1266281286894669825
十数年くらい前から自分は川端裕人さんの「エピデミック」を通じて中澤港さん,西浦博さん,稲葉寿さんと知り合いになったのですが,当時西浦さんはユトレヒト大のポスドクで研究論文がでる度に彼はすごいあの努力とバイタリティは常人でないし結果も出してきている,天才だ,と言ってたのですよね… https://twitter.com/yutakashino/status/1266284274027651074
川端 裕人
中澤 港
西浦 博
稲葉 寿
者の稲葉さんに教えてもらったのですが,ほぼ90万というすごい価格.おお,自分も売ろうかな… https://twitter.com/yutakashino/status/1246747101532426240
感染症の数理モデル | 稲葉 寿 |本 | 通販 | Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4563011371
半年くらい感染症数理疫学を勉強してから,まともなことを言うべきですね.せめて,ロスマン,ヨハン・ギゼック,稲葉寿編著「感染症の数理モデル」くらいの日本語の本は読むべきでしょう https://twitter.com/yutakashino/status/1240156691460694016
根拠なく「緊急事態宣言は要らんかったんや」と言い出す知識人が増えている問題 | 文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/38122?fbclid=IwAR33ewC-a1DQ56ZvAvGRbb4-6c0iFINpG8HrrNKHCCAPDUkH1IuIX8e4KDc
これこそ日本が誇るべき頭脳
最後に、蛇足になりますが3月3日の段階で西浦博先生のクラスター対策が功を奏すであろうと予測し、その天才性を指摘した、神戸大学・中澤港先生のエッセイをご覧ください。
専門的な表現も多いので読み解きは大変かもしれませんが、「このことを対策班が強く言っていないように見えるのは,やったとしても成功するとは限らないので,失敗したときの反動が怖いからだろう。モデルは完璧では無いし,ヒトの行動も理屈に合わない場合も多々あるので,仮に失敗してもクラスター対策班への信頼は失わないで欲しい」とし、「クラスターの連鎖でR0(基本再生産数)が高まるからクラスター対策すればR0<1にできるかも,という可能性は2月15日に発表された論文で示され」「クラスターに共通する特徴を見つけてクラスター発生を予防するという発想」で日本モデルとまで言えそうな感染症対策に昇華させた西浦博先生の天才性を早期に予見しています。
鐵人三國志【第328回】 クラスター発生を予防できる可能性(2020年3月3日)
https://minato.sip21c.org/im3r/20200303.html
これこそ、日本が誇るべき頭脳とそれをきちんと評価できる専門家ネットワークそのものであって、日本医師会の英断や結核対策として生き残ってきた保健所・保健師の仕組み、医療機関の頑張りが日本人の自粛をまともに守る気質とともに死亡者を減らすことのできた要因であろうと思うのです。
仮に失敗してもクラスター対策班への信頼は失わないで欲しい。川端君の『エピデミック』に出てきたフィールド疫学者グループのように,彼らは確率の雲の中で踏みとどまりながら最善手を探して対策を取り続けているのだから。 https://minato.sip21c.org/im3r/20200303.html