つまり、あそこにいただれもぴったり収まってなんかいなかったんだ
つまり、あそこにいただれもぴったり収まってなんかいなかったんだ
「ぼく」の感想:
I mean, I can’t say that the thing actually belonged in the place where it ended up. In fact, none of the things there really belonged.
「正直、あの場所があいつの本当の家だったのかどうかは、今もわからない。あそこにいただれにとっても、あそこは本当の家じゃなかったんだろう」
〈ていうか、本当のところ、行きついたあそこがあいつの収まるべき場所だったのかわからない。つまり、あそこにいただれもぴったり収まってなんかいなかったんだ〉
「あの場所」はあのモノたちにとっての本来の居場所ではない。そもそも誰も「居場所探し」などしていない。「ぼく」はソレを処分しようとして、気を変えて、矢印を辿っていっただけのこと。
つまり、「帰属」が問題ではない。lost=not belonged ではない。ショーン・タンはそんなに単純ではない。lost とは帰属というアプリオリな前提すら失くしているということ、あらゆる文脈からはみ出しているということ。「バグってる」と言ってもよい。あの場所ではみんな楽しげにバグってる。
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