第一次世界大戦
戦死者 850万人
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第一次世界大戦 概要
死傷者2000万人、過去の戦争よりも大幅に死者数が多い
フランス革命以後戦争は貴族ではなく国民のために行われるようになった
国家総力戦、国全体で戦う
全人口に対する動員数20%
女性の参政権にもつながっている
それまでは傭兵同士の代理戦争
マスメディアの影響強かった
新聞が世論を形成した
鉄道と機関銃
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2話目
世界の交通事情が発達した
蒸気船の開発、国交、世界一周ができるようになった
鉄道、戦争用途から旅行へ
電信、情報も早く伝わるようになった
貿易、投資、金融などで国同士の距離が近かった
イギリスが経済を主導
資本主義→自由貿易
船の発展
蒸気船、外輪→スクリュー、商業的に使われる
炸裂弾→装甲艦
エンジンの改良
1805年ごろ
戦争、補給に役に立つ
軍隊の規模の大型化
食料の運搬、現地での略奪が不要になり、長時間一カ所に留まれるようになった。
終わらない戦争、撤退するハードルが高くなった
技術の発達に貢献したのは、株式会社のシステムの影響が大きい
社会の要望で技術が発達する
マーケットがあるところで売れたら、発達する
国だけだと、他国には売らない
*自分の中での効率を上げるには?
アメリカで
証券に使われる、ロイター通信のもと
クリミア戦争
天気予報 指揮官が戦場に行く必要がない
プロイセン→ドイツ帝国
電信+鉄道
石炭(イギリス)→石油(ドイツ、フランス)
流動的、積み込まないほうが良い
内燃機関
中東の争い
アメリカ、熟練工がいない→大量生産せざるをえない(属人性を廃する)
銃の大量生産
ライフリング、後装
隠れて撃つことができる
大砲ができる
アメリカが大量生産する
大艦巨砲主義、開発競争にお金がかかる
最強の兵器が他を圧倒する
予算確保にマスメディアを使う
製鋼技術
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地方に、主権の文化以外の国をもつ
国境が変動
職業軍人が現れる
それまではやとわれの傭兵が主役だった
国民国家
他の国にも、国民という概念が生まれた
国民の帰属意識が生まれた
後発の国民国家
徴兵制
予備役 一度訓練した後に、普通に生活できる
スポーツのナショナルチームに近い
ナショナリズム、チームを応援している感覚
国のために頑張る
国民の概念ができてから、国が国民を教育する必要が出てきた 国の仕事になってきた
今は、国の仕事ではなくなってきたかも
国民国家ができてから、辞書ができたり、言葉を集約したりした マスメディアがフェイクニュースで世論を操作していた
国民をコントロール出来なくなる、といった問題点もあった
海外の情報も入ってくるようになった
感情をあおる方が簡単、ファクトベースで判断するほうが難しい
1871年 日本、明治維新
中国、朝鮮などは国民国家の創立に失敗する
帝国と国民国家の両方の性質をもつものが生まれた
↓
第一次世界大戦、
帝国が解体
勝った国と負けた国、国民国家の方が、国家総動員制が使えた
植民地が遠いと、強い
オスマントルコ、ロシアなどは多民族が共生している
多様性のもろい部分、国民を統一することが難しかった
国民化が進んだ国が、近代化した
第二次世界大戦
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コテンラジオ 第一次世界大戦
トラファルガーの海戦にイギリスが勝利
資本主義、イギリスが覇権をとる
パックスブリタニカ
イギリスだけ自由主義、孤立
ウィーン体制から独立している
グローバリゼーション
世界的に
ドイツがライジングしてくる
ナポレオン→プロイセン フランスへの反戦意識を醸成
ヨーロッパ全体を牽引していた
内政、外交が天才的
他国との利害を調整し、中長期的に拮抗状態を作っていた
野心を見せないで、仲介していた
モルトケ、戦争が強い
マッチでピラミッドを作るイメージ
ドイツの内部から、不満の声が出てくる
組織の創立期からいる人と、あとから入ってきた人の意識の違い
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フランスを孤立させるための同盟
ドイツ皇帝がヴィルヘルム二世に代替わり
ビスマルクの思惑を理解せず、拡張路線に
ドイツとロシアの再保障条約を破棄した
フランスとロシアを結び付けないための政策だった
フランスとロシアが結びつかないと、ヴィルヘルム二世が思っていた
ロシアの内部で親ドイツ派と親フランス派が拮抗していたが、それが一気に崩れ、新フランス派が台頭した
トップダウンのシステムが整っておらず、意思決定権が統一できていなかった
各組織が公式見解を勝手に発信していた
地政学、海上覇権の重要性が増した
ヴィルヘルム二世、大艦隊を造ろうとした
植民地をあまり持っていない、多くの植民地を
イギリス、イタリアにケンカを売る形に
フランスの資金でシベリア鉄道が作られる
露仏同盟へ
イギリス 栄光ある孤立→植民地が遠すぎて管理できない→没落へ→日本と同盟を結ぶ
1902年 日英同盟 対ロシアで利害が一致する
イギリスとフランスも同盟を結ぶ 英仏協商 ドイツの対策として
対フランスとの戦力を下げることができた
三国協商となる
イギリス ロシア フランス
ドイツ、英仏露からの脅威
弩級戦艦(ドレッドノート)のドの当て字
各国が軍拡競争へ
グローバル化で、貿易摩擦も生じた
次回、サライエヴォ事件
SNSの登場で炎上が起こるようになった、とかも貿易摩擦となんか似ているかも
歴史、複雑すぎる。授業で単純化するのも仕方がないかも。深く教えようとすると、それだけで一生かかる。それでも終わらない…
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連鎖的にいろいろ事件が起きる
段階的にビルマルクが作った体制が破壊される
第一次世界大戦の原因 - Wikipedia
1905年 タンジール事件(第一次モロッコ事件)
ドイツとフランスの対立
欧州の中に仲介者がいなくなる
全員競争者になる
ドイツ、モロッコの独立を助ける
フランスはモロッコを植民地化しようとした
イギリスとフランスが結託していて、ドイツが悪いという世論になった
一度列強入りした国は、落ちないように頑張る
→全員悪役
1908年 ボスニア危機
オーストリアがボスニアを併合しようとした
ボスニア、40%はセルビア人
セルビア人のナショナリズムが強烈に刺激される
オーストリアは東に行こうとした
南下するロシアと対立する
→スラブ系民族としてロシアがボスニアと協調することになった
ビスマルクは、ボスニアを他と協調
ロシア、海峡を2つ抑えること以外に興味がなかった
→オーストリアとロシアの秘密合意があったが、オーストリアがロシアとの秘密合意をボスニアに伝えた
→ボスニアからロシアへの不信感が募る
民族と国境がずれている
オーストリア、多民族国家。通訳がいない。国民間でのコミュニケーションがうまくいかない アガディール事件(第二次モロッコ事件)
モロッコにフランス軍が戦力を配備
ドイツは砲艦をモロッコの港に派遣する
イギリス、フランス国民が不満をもって終わった
メディアと軍部に国民をあおる材料になってしまった
バルカン戦争
オスマン帝国から、バルカン半島が独立する
セルビア、軍備を拡張した
→ビスマルク体制が完全に崩壊した
ここまで緊張した状態で戦争が怒らなかったため、知識人は戦争が起きないと感じてしまった
サラエボ事件
オーストリア皇太子、フランツフェルディナンドがセルビア人に暗殺された
オーストリア皇帝フランツヨーゼフ、拡大路線に
ロシア、フランスとの戦いになる可能性が高い
オーストリア、ドイツに伺いを立てる
ドイツ、宰相が了解したら戦争してもよい、という返事をする
セルビア、自分の非を認めなかった
オーストリアの国民感情が激しくあおられる
お互いに、相手が攻めてこないだろう、または同盟国を信頼しすぎていた、という感覚
互いに勘違いの連鎖がつながる
各国、国内問題があった
戦争が始まると、国が一つにまとまった
イギリス、反ドイツのコンテンツが多かった
それで育った大人が、戦争に参加する
未来は読めないが、愛情をもって世界に接することがいいのではないか?
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露仏同盟の攻略、フランスを早期に倒し、ロシアその後反転してロシアに抵抗する
失敗する
準備期間があまり容易されない
ドイツの首脳部、多くが精神を病む
塹壕戦
どんどん塹壕が長くなる
750㎞の長さになった
塹壕が国中にめぐり、正面突破するしかなくなった
機関銃の掃射能力を上回る人員を投入し、打開しようとした
両陣営ともに、人海戦術になってしまった
これ以上の工夫ができない
衛生環境も劣悪
死体がある泥水を飲むしかない
足が腐る、塹壕足
死体を映さない、戦場を想像できない
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ロシア進軍が進む
ヒンデンブルグ
ヒトラーを首相に任命した人
ヴィルヘルム2世がうつっぽくなっていく
平和、という言葉が出るだけで泣いていた
ソンムの戦い
1日で大量に人が死んだ日
イギリス軍が5万7千人死んだ
更に、2万人死ぬ
機関銃の前に突撃する
46回、イギリスが突撃する
後方に状況が伝わらない
厳しい状況でヒンデンブルクが勝利した
ヒンデンブルクが皇帝(ヴィルヘルム2世)を軽視するようになる
アメリカが、イギリス・フランス・ロシア側に協力者として参戦してくる
#コミュニケーション、互いに信頼関係がないと、できない 戦友のために戦う、という感覚を持つ人が多かったらしい
リアルな感情、心境
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1917年
ドイツの乳児死亡率が50%程度になる
無制限潜水艦作戦
イギリス、アメリカに対する作戦
イギリスとドイツの和平交渉、アメリカを調停者として同意しようとした
軍部には秘密裏に動いていた
無制限潜水艦作戦を再開してしまった
アメリカ、民主主義
他の国を民主主義にしようとしている
ロシア
東部戦線で膠着
8か月だけロシア共和国に
戦いを続行、敗北し、世論の信頼の失う
ドイツがレーニンをロシアに護送する
レーニンが現れ、ソ連を設立する
格差が広がる→社会主義
貧困と格差
貧困は減っている
超富裕層が生まれる
ブレスト=リトフスク条約が締結された
ドイツ内部で、政治がまとまらない
消耗し、ドイツの農村部の人手が足りなくなる
ドイツの同盟国が
アメリカが参戦、スペイン風邪が流行る
アメリカから持ち込まれたインフルエンザといわれている
ドイツが栄養状態、衛生状態が悪く、スペイン風邪による死者が多かった
限界まで達しても、なかなか戦争は辞められない
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各国のその後
ドイツ
ヴィルヘルム二世、9月になっても負けると思っていない
精神的に不安定、戦況も正しく伝えられていない
ヒンデンブルク、ルーデンドルフ 休戦の申し出をヴィルヘルム二世に提案する
休戦協定の交渉中に、内部からドイツ帝国が崩壊する
立憲君主制にしたかったが、世論が共和制に流れた
兵士、生き残ることを優先して命令に反対する
ドイツ帝国
1919年、パリ講和会議
ドイツ、フランス共に国富が50%ぐらいなくなっている
ドイツに強烈に取り立てようとしている
国民国家であるため、国民の感情の確執がある
賠償金をとるためには、ある程度復興させないといけない
限界まで戦った、総力戦
ヴェルサイユ条約
↓
ワイマール共和国
↓
クーデーター、ナチスドイツへ
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オスマン帝国のその後
チャーチル、オスマンを攻める
戦争に負け、弱い政府が世論から怒りを買う
スルタン政府、条約を結ぶ
ムスタファ・ケマル
建国の父
領土を回復する
民族の独立
トルコ共和国
オーストリア
複数の民族がいた国
60年間、皇帝が国を治めていたが、戦争中に死んだ
フランツ・ヨーゼフ
国の分裂
チェコスロバキア
ポーランド
クロアチア
ドイツ系民族でまとめたのが、オーストリア共和国となった
→ナチスドイツと合流、その後独立
ロシア
ニコライ二世、皇后ドイツ系アレクサンドラ
皇太子病気がち
ラスプーチン、病気を治す→依存していく
レーニン、ソビエトを作る
資源、人口、土地を失う
スターリン、第二次世界大戦へ
セルビア
統治スタイル、多様な民族が同時共存できる
ユーゴスラビア(南セルビア)
イタリア
ギリギリの状態で、勝利した
しかし、未回収のイタリア、回収できなかった領土があった
ムッソリーニ、ナチス・ドイツと日本と協力し、第二次世界大戦へ
イギリス
海軍の覇権
第一次世界大戦で疲弊
アメリカとの関係が逆転
大英帝国が崩壊
植民地支配が管理できなくなった
植民地が自治権を求めていく
ドルが基軸通貨へ
アメリカ
各国にお金を貸す
発言権が強くなる
国間の連携不足解消のため
ただし、アメリカが自分で提案したにもかかわらず、参加しない
日本、ドイツ、イタリアが脱退していく
戦争責任の論文、時刻を守るバイアスがかかる
フランス
賠償金をかけるが、払ってもらえない
→
日本
日露戦争での勝利
太平洋の支配権、日本VSアメリカになる
極東と南太平洋についての権益を獲得する
あまり戦争に関わらなかったため
ドイツの植民地を預かることになる
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感想
バタフライエフェクト、ゆらぎがある
全員悪いのと同時に、全員自分たちの正義のために動いている
自分が、歴史上の誰になったとしても、この悲劇は止めれれなかったような気がする
人類にとって不可避のイベントだったのかもしれない
ヤンヤンさん
戦争は動物的
暴力が問題解決の手段
根源的なもの
法律も、最終的に行き着くところは暴力
人間の重要な能力 (樋口さん)
ミーム力
解釈はいかようにもできる
解釈はしたいようにできる
ファクトをどちらにも解釈できる
ファクトを並べることに意義はある
好きなように解釈すればいい
解釈の仕方
解釈も一覧的に並べたい
歴史教育、国家の都合でしか語れない
フラットに歴史ファクトがアクセスできるインフラ、税金でやりづらい
自分の国家に利することしかできない
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