日露戦争
日露戦争
直前に日清戦争
なぜロシアと戦争をしたのか
なぜ勝ったのか
坂の上の雲 のような雰囲気
西南戦争、戊辰戦争
日清戦争、日露戦争
韓国を支配下に置く
朝鮮をどこがとるか
中国、ロシア
当時ロシア、軍事大国
不凍港を得るために南下する
トルコに攻めたが、攻めきれない
シベリア鉄道の建設、日本の脅威だった
太平洋戦争の失敗の種は、日露戦争で撒かれている
1910年、韓国併合
なぜ行う必要があったのか
アジアの希望的な感覚
アジアを勇気づけるために戦争をしたわけではない
欧米列強のルールで外交を行った
アメリカ発見で嗜好品の需要が増大
アジア ヨーロッパの国々で取り合いに
イギリスと清の戦いがアヘン戦争
清
密貿易ルートを使って,イギリスがアヘンを中国に流した
イギリスの紅茶の需要が増えた(東インド会社)
輸入しすぎて貿易赤字になった
その対策としてアヘンを販売する
清の中で中毒患者が増える
兵士に広まると戦力が減る
官僚はワイロをもらっていたため,対応が微妙に
清側に,アヘン反対派が現れる
イギリス
投票で僅差で開戦(アヘン戦争)
勝利
南京条約 不平等条約を結ぶ
お茶の苗木を確保する
インドでお茶を製造する
太平天国の乱
漢民族の軍閥により収まる
アロー戦争
北京条約
イギリスはシンガポールを開発していた
中国から労働力を採用できるようにした
苦力(くーりー)
(文明化された)国が対等な扱い
民主主義を持っていることなど,権利を持つためのものが必要
戦争が可能になる
キリスト教国でない国は対等ではない
日本国内
日本に中国の様子が伝わってきており,江戸幕府はアヘン戦争の二の舞いにならないようにした
高杉晋作は留学し,オランダから船を買うなどしていた 中国パイセン...
明治維新
グラデーション的に明示になっていく
日清戦争などを通して,国民意識が芽生える
使節団 岩倉具視ら
居残り組 西郷隆盛,板垣退助ら 留守政府
地租改正 米で税金を収めていたものを,現金に変える
先進国は都合が悪くなったら大砲を持ち出す
使節団と留守政府側で,朝鮮の扱いに揉める
留守政府 朝鮮を抑えようとする 新しいゲームルールに入るために,早めにウェストファリア体制への移行を進めたかった
使節団 国内を固めた方がよい
西南戦争につながる
西郷の挙兵,大久保の暗殺で明治政府が落ち着く
明治政府2.0
国のルール(万国公法)を遵守することを国際的に宣言する
(キリスト教化されていない国の間のみ)内政不干渉
先に行った非キリスト教国が,植民地支配できる
文明国として,先進国から認められる必要があった
日本国内で,服を変えたり,結婚の制度を変えたりする必要があった
強者のルールに載っているかどうか,という挙動は歴史上再現性がある
中国の冊封体制にギリギリ入っていなかった日本が,ウェストファリア体制となる
琉球が問題になる
冊封体制下で中国に朝貢していた
薩摩にも朝貢していた
両属していたので
1879年,廃藩置県時に琉球藩→沖縄県の支配下に納める
イギリスがロシアと対立していた
当時日本はイギリスから情報を得ていた
バイアスがかかりがち
ロシアに対する脅威を感じていた
朝鮮を先に抑える必要があったのでは
先に独立させるか,支配下において,ロシアに対抗できるようにさせたかった
まだロシアはそれほど日本を意識していなかった
清と対立することになった
清とウェストファリア的国交を持とうとする
日清修好条規
平等条約を結ぼうとする
朝鮮と日本は条約を結べない
冊封体制下で清と対立する
日本がアメリカにされたように,軍艦で脅して不平等条約を結ぶ
日本が帝国的振る舞いをするようになる.
朝鮮
新羅
内乱
高麗
モンゴルの属国に
支配から脱しようとする際に、明から助けてもらう
李氏朝鮮に
明から名を与えられた
朱子学による国家統治
武士階級が支配層に現れない
官僚が文官、武官に
官僚が貴族になっていく
リャンバン
国王が強い力を持つ
外戚が高い地位に
古い外戚と権力闘争により政治腐敗が起こる
清を参考に、鎖国政策を取っていた
朝鮮通信使、互いのニュースを伝えあっていた
王位継承の指名権、王妃、母親に権限あり
外戚が政治を始める
大院君政権
外国人全員ぶっ殺す感じに
朝鮮側が日本の文章を受け取れない
日本側は,朝鮮を独立国と認めようとしている
朝鮮は,清の属国である認識
大院君 鎖国派
閔妃(みんぴ) 開国派
細かい冊封体制のルールを守ろうとする朝鮮
日朝修好条規へ
朝鮮は独立国であるという認識を得た
同じ国で,清と日本に支援される派閥に二分された
日清戦争につながる
現状認識がムズい
清軍は弱かった
日本軍,奇襲してから宣戦布告する
日本軍が平壌を陥落し,朝鮮を傀儡政権にする
旅順虐殺事件
下関条約
三国干渉
遼東半島を日本が取ると国際的なパワーバランスが崩れる
ロシアが止めたかった
フランス,ドイツ,ロシアによる干渉
租借
強国が戦争に便乗して植民地的な支配を行う
日清戦争
朝鮮との戦争
清との戦争
台湾制服戦争
戦争の賠償金で富国強兵を進める
鉄道,鉄工業など 製鉄所,造船など
日本がギリギリ列強国へ
資本主義化も進んでいく
中国尊敬から中国蔑視へ
日清戦争は日本国民にとってのイベントだった
国民国家化が進んでいく
清は国民国家化に失敗している
金銭的な関係で軍隊が作られていたため,士気が低かった
ロシア
ヨーロッパの中では1番遅れて近代化した
南、西ではイギリス、フランスに戦争に負けた
東の不凍港を得るために日本と衝突
工業化したかったが、
農奴が土地を持っているため工場で働けない
ニコライ2世、26歳で即位
父親が怪力、酒好き
皇后 ドイツ出身
男児が生まれたが、血友病?
ラスプーチンかいそう
大津事件
日本に来た際に、警備の警官に襲撃される
ニコライ2世は国際関係を考慮して、ことを荒げなかった
蔵省ウィッテ、叩き上げの実力者、ケチ
ニコライ2世は東側との対応をウィッテに任せた
ロシア側でも、好戦派と融和派で二分していた。
日本も二分していた
三国干渉後、協定を結び関係を改善しようとした
山形ロマノフ協定
ロシアが旅順を抑えた
若い皇帝が即位直後
ロシアは国内の問題が大きかった
極東を攻めるメリットが大きくなく、戦力優位であることから、意識はあまり高くなかった
国内の世論の勢いがある
不満の捌け口としての戦争が開戦理由
日本は、ここで勝たないと国家として成り立たない
朝鮮
井上馨 朝鮮の政治改革がうまくいかない
三浦梧楼を送り込む
朝鮮国内で意見が二分
合意形成できていないと負ける
日本の閣議決定では、朝鮮を独立維持していく
日本、親露派を排除するために閔妃を暗殺
世論的には三浦を肯定する
朝鮮内では反日親露政権ができる
ロシアの支配が強引で、反ロシア的な動き
大韓帝国を名乗る
清の皇帝
日清戦争の結果、日本のプレゼンスが上がる
日本が韓国に干渉を強めようとした
韓国、独立路線だが、日本と韓国の干渉を受ける
中国では
民衆から近代化、改革の動きがあったが、西太后によって抑えられた
義和団事件 中国の内乱
列強からの介入の口実になる。8カ国連合軍
日本とロシアが軍隊を大量に派遣
西太后、8カ国に対して宣戦布告
状況を正しく認識できていない?
鎮圧したが、賠償金の日本の取り分が少なかった
日本の列強的な振る舞いが強まっていく
首相 山県有朋
鎮圧後は、各国はすぐに兵を引き上げた
ロシア、兵をすぐに引き上げなかった
満州を抑える狙いがあった
満州の三大利権
木材、満州鉄道、石炭
日本の選択肢、ロシアと融和するか、日英同盟か
満州と朝鮮の取り分を分けるか
ロシアは南下してくるはず
ロシアよりイギリスの方が同盟に積極的だった
イギリスの狙い、極東の防衛の負担を軽減、アジアを抑える
イギリスから軍艦を購入できるようになった
ロシアと清国の交渉
満州を抑える動きが進む
竜眼砲事件
御前会議
満州はロシアの一部支配を認める
韓国へのロシアの支配を認めない
ロシアの交渉
北緯39度戦での分割
ロシアの回答がない場合、開戦に踏み切る
朝鮮、中国の意思が反映されていない
列強主義、小国を支配する前提、強国同士がぶつかる前提、いつどのようにぶつかるかを調整している感覚
ファクトと感情を分けて考える
個人の善悪と社会環境
構造を理解した上で、現在の問題をどのように解決していくか
倫理観だけでは防げない課題がある
周囲の動きに反応しているだけ
まとめ
東アジア全体が近代化の波に飲まれる
日本、朝鮮、中国がそれぞれのリアクションをしていく
日清戦争が起こる
真が欧米の半植民地化する
ロシアが現れる
中国北東部でロシアと日本が対立
中国の内乱の義和団事件がきっかけで日本とロシアの軍事的な武力対立が起こる
明治天皇も戦争を避けたかった
御前会議でも反対だったが、開戦した
軍の上層部も,かなり苦戦を前提としていた
ロシア国内では国内の革命の雰囲気を抑えるため,余裕で勝てる日本という感覚だった
日本の方針
早期に攻めて戦況が有利な状況で,援軍が来る前に条約を結ぶ
ロシアの方針
日本海の制海権を握り,シベリア,モスクワから陸軍を派遣して送る
日本
戦力を叩きたい
集まる前に個別撃破
援軍も来る度に叩く
輸送路を確保 黄海の制海権を得る.そのために各地のロシア軍(ロシア・太平洋艦隊)を撃破する必要がある
朝鮮半島をおさえる
遼東半島を抑え,ロシア軍を南北に分断する
日本はドイツ軍をみらなった戦略,戦術
部隊間のコミュニケーションが重要
電信によるコミュニケーション
黒海艦隊,バルチック艦隊が合流すると勝てない
戦艦6隻,巡洋艦6隻を作った(山本権兵衛)
日英同盟で英国に製造を依頼
下瀬火薬
無線通信
海兵の訓練
日本とロシアの戦争開始
日本が若干勝利するが,被害も大きい
戦艦を失うなど
日本の資金調達
日本の信用は低かった
日本の利子 5.02%
イギリス 2%程度
アルゼンチンより低い
画家の非嫡出子として生まれる
仙台藩藩主の養子になる
11歳で英語を学ぶために横浜に(ヘボン博士に習う)
仙台藩から選ばれ,アメリカ留学に派遣される
留学先のホストに奴隷として売られる
バンリード夫人,
13歳で奴隷
日本に戻るが,仙台藩は属国扱いになる
16歳で日本の英語教師になる
郵便制度設立に翻訳として関わる
18歳で学生に
南米ペルーで銀山経営をすることになるが,詐欺だった
家を売ることに
一緒に騙された人のつてで,日銀で働くことになる
出世して日銀の副総裁になったときに,日露戦争に
戦費 1億円不足する予測
全体で4億ぐらいかかる予測だったが,実際には15億かかった
アメリカに行ったが,日本にお金を貸す雰囲気ではなかった
ロンドンへ向かう
投資家と親密になる
個人投資家から多額の融資の提案があったが,断る
6%の利率で500万ポンドの融資を集める
ユダヤ人ヤコブ・シフから500万ポンドの融資を受ける
日露戦争で緒戦を勝利したことで,資金調達しやすくなる
追加で2億円以上の融資を受ける
日本に帰国した際に,追加で2億5千万集めるように言われる
外国の世論形成のために,地道に人に合って状況を伝えるなどの行動を行う
黄禍論 強くなった黄色人種が災いをもたらす
新渡戸稲造 武士道 を発刊,これを交渉にも使う
金子堅太郎 アメリカで広報活動で活躍する
ロシア側
白人VS黄色人種,キリスト教VS西洋仏教
日露戦争から戦争が総力戦になっている
2・26事件で暗殺される
旅順要塞
バルチック艦隊が派遣された
それまでに旅順を攻略する必要がある
準備のため、バルチック艦隊が来る2ヶ月前に、攻略する必要がある
陸軍、第3軍を編成して、乃木希典(のぎまれすけ)がトップになる
8月中に落とさないといけないという意志で動いていた
大本営 トップ山縣有朋
総司令部が現場の指揮をとったが、大本営からプレッシャーをかけられた
旅順要塞を攻略するか、旅順艦隊を落とすかでは全然違う
時間がないから、とりあえずできることをやる
日本の榴弾砲が、ロシア軍の要塞に歯が立たない
5日間総攻撃をして頑張るが、大量の死者を出してしまう
次回、203高地
203高地
火器,砲弾の不足
28センチ榴弾砲
砲弾が足りない
総攻撃に失敗する
天皇から旅順攻略の勅語が下る
旅順要塞陥落から,高台(203高地)の制圧に方針を変える
2系統からの異なる指示があった
満州からの指示 旅順要塞攻略
大本営 203高地
乃木希典の代わりに指揮するようになる
ブラックジョークみたいなことが好き
203高地をなんとか奪取する.人力作戦的に戦力を送り込むしかなかった
旅順港,旅順艦隊を撃滅した
ロシア,港を失ってまで旅順要塞を守る意義がなくなった
1905年にロシアが降伏した
乃木希典,悪い評価が多いが,複数の指示があったり,
戦略で負けているが,気合でなんとかしようとする のは日本に色々起きている
孫子の兵法に逆行する
成功したりもする
頑張るのが美しい,という感覚がある?
全力を出したかどうか,という評価軸がある
日本人は自然が脅威だったから,分析的思考が発達しにくかった?
考えることと頑張ることは,日本人の中では矛盾しがちだが,本来は矛盾しないはず
考えて,頑張ればよいが...それは困難なことが多い
沙河海戦
日本側が戦力の準備に時間がかかった
ロシア軍がゆっくり攻めてきた
練度も低かった
クロパトキン
日本軍、2万人の戦死者
ロシア軍、4万人
勝利したが、追撃する余力はなかった
坂の上の雲
秋山好古
騎兵隊、偵察などを行う
豪傑
黒溝台の戦い
ロシア軍が冬に攻めてきた
秋山好古、弾薬も尽きたが、ロシア軍に過大評価され、クロパトキンがロシア軍を退却させる指示を出した
奉天会戦
ギリギリ日本が勝つ
ロシア軍は戦力が補充されるが,日本側は追撃する余力がない?
講話を結びたい
日露戦争
日本海海戦
東郷平八郎
イギリスの海軍の学校に通えず、商船の学校に通う
海運系の法律に強くなる
順調に出世していく
イギリス留学した際に、話す相手がいなかった
寡黙
バルチック艦隊
1904年10月15日に出港、1万9000km
到着したら艦隊ロシア側の艦隊が壊滅していた
国内の革命機運を抑えるための出航という意味もあった
前途多難な航海だった
補給が困難
日英同盟のため、イギリス関係の港が多かった
ドイツから購入していた
バルチック艦隊の動きは、全世界に報道されていた
旅順艦隊の敗戦
マダガスカル島付近で待機
第三艦隊を増援に派遣
士気が極度に低い。艦内で小暴動が起こる
バルチック艦隊がどこに行くのかわからない
日本側は、バルチック艦隊を撃滅させる必要があり、広範囲で戦闘を行う必要がある
7段構え戦法
ロジェストウェンスキー、精神的に正常な状態ではなかった
ルートが対馬海峡側で確定
戦闘開始後、40分ぐらいで大勢が決する
日本側の大勝利
日本 小村寿太郎
清から引き上げる
南樺太は貰えた
韓国は解放
鉄道とサハリンだけ得た
賠償金はもらえなかった
本土を攻められたわけではないため,というロシア側の認識
日本の世論が荒れる
ロシア国内の世論も荒れる
第一次世界大戦中に革命が起こり、ソビエト連邦に
伊藤博文が暗殺される
1910年 韓国を併合する
東南アジアに日本の支配が拡がる
アメリカと利害が対立する